本日の一品

ホントに実売1980円? 低音が魅力のパソコン用スピーカー「Pebble」

 Amazonのランキングで長らく上位に表示され続けている製品は、実際に買って使うと「えっ、この性能なのにこの値段で本当にいいの」と驚く、コストパフォーマンスが高い製品であることが多い。今回紹介するクリエイティブメディアの実売1980円のアクティブスピーカー「Pebble」もそのひとつだ。

製品本体。左右スピーカーはケーブルで直結しており外すことはできない。重量は871gと見た目に反してそこそこある

 本製品は、パソコンなどに増設して使うことを目的としたスピーカーで、3.5mmジャックでAUXポートに接続して使用する。左右2つのスピーカーはケーブルでつながっており、右側のスピーカーの前面に設置されたスイッチを回して、電源のオン・オフおよび音量調整を行う仕組みだ。

 これ以外に特徴と言えるのは、せいぜい電源をUSBから供給できることくらいで、なにかしら突出した機能があるわけではないのだが、それでいながら購入時の満足感が高い理由は、やはりその音質のよさだろう。

直径は約11cmと、手のひらサイズと呼ぶにはやや大きすぎる印象。CDとおおむね同じフットプリントで、ソフトボール大のサイズと思っておけば間違いない
500mlペットボトルとの比較。高さ調整機能があるディスプレイであれば、台座の左右に並べるのも可能かもしれないが、そうでないとやや厳しいサイズだ
横から見たところ。約45度にカットされており、やや上向きに音が出る
背面のパッシブラジエーターが重低音の源。この価格帯の製品としてはかなりの迫力がある

 アクティブスピーカーと言えば、ディスプレイ内蔵のスピーカーよりは上とはいえ、音にせよパワーにせよ、あまり多くは期待できない……というのがよくある見方だが、本製品は最大出力が4.4Wとは思えないほどのハイパワーで、低音から高音までバランスのよい音を聞かせてくれる。

 特に際立つのが低音で、これはこの価格帯の製品としては珍しくパッシブラジエーターを搭載していることによるものだ。そのせいか、音だけ聴いているともう1~2ランク上の価格帯の製品と勘違いしてしまう。

右スピーカーのスイッチは音量調整と電源スイッチを兼ねる構造。外部出力用のジャックなどは備えない
電源はUSBから給電する仕組み。アダプターを使ってコンセントから給電しても構わないし、パソコンのUSBポートから給電する方法もある

 また安価なスピーカーは、プラスチックの質感が丸出しだったりと、見るからにチープなことも少なくないが、本製品はブラックを基調に、マットなボディと光沢感のあるパーツを組み合わせており、非常に高級感がある。知らない人が見れば、数千円から1万円くらいはする製品に見えるだろう。

製品パッケージ。組み合わせる機器が白ならば、ホワイトモデルをチョイスするのも悪くないだろう

 ジャンルとしては完全に枯れた製品で、機能的に目新しいところはまったくないが、ツボを押さえた上質な作りで、なおかつ実売1980円であれば、不満はまったくない。長期に渡ってAmazonでランクインしているのも納得させられる、コストパフォーマンスに優れた製品だ。

製品名発売元購入価格
Creative Pebbleクリエイティブ1980円
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