本日の一品

Surfaceのお供はやっぱりペン!

 先日、Surface Goを入手した。Officeがプリインストールされているので価格が高いという批判もあるようだが、筆者の利用場面を想定すると、むしろスタンドアローンで動作するOfficeが必要ということに気づき、購入に至った次第だ。適度に軽くて持ち出しが苦にならず、さっと起動するWindowsマシンは使いやすく満足している。折良く、編集部からMicrosoft Pen Protocol対応のペンを借り受けたので紹介しよう。

Microsoft Pen Protocol対応のスタイラスペン「PSA-TPMS」

 紹介の前に、Microsoft Pen Protocolとはなんぞや、という方も多いと思う。Suefaceシリーズをはじめとした、タッチパネルを採用したWindowsタブレット/パソコンで使用するスタイラスペンの規格としてMicrosoftが定めたものだ。認証を受けた製品は、Microsoft純正の製品群と同様の動作をする。今回借り受けたのは、Princetonの「アクティブスタイラス PSA-TPMS」だ。

 1024段階の筆圧検知機能があり、対応するペインティングソフトで使用すると線の薄さ・濃さを自然に表現できる。また握ったときに人差し指が当たる部分にボタンがあり、下半分は消しゴム機能(対応するソフトで使用可能)が使えるので、ペンを持ち替えたり機能の切り替えをすることなく書き消しができる。

グリップ部にボタン。上下2か所に機能が割り振られる(上部:右クリック、下部:消しゴム機能)

 ボタンの上半分は右クリックが割り当てられていて、使用環境においてはこちらの方が重要な機能となる。例えば、筆者のように絵心のない人間にとって、スタイラスは簡易マウスとしての使用が適している。Surface Goでは左クリックは画面タップ、右クリックは画面長押しで使用できるが、どうしても長押しだと作業中断時間が長く、テンポが悪くなる。本製品は、やや押しにくい位置にあるものの、ボタンとして右クリックの機能を備えていて、ただのスタイラスや指での操作に比べ作業効率は格段に上がっている。

ペン先は硬・軟の2種類があり、付属する毛抜きのようなピンセットで差し替える

 基本性能としては、ペンを近づけるだけで使用可能になる、硬軟のペン先が付属しており書き味が選べるなど、純正のペンに比べて突出したものはなく、筆圧検知も純正の4096段階に比べれば低い。その分価格も純正品の半額程度に抑えられており、さっと手書きメモに使ったり、簡易マウスとして使うのであれば必要十分だ。Windowsタブレットをスマートに持ち運ぶなら、お供として検討する価値はあるだろう。ただし動作電池は単6電池と、入手難易度が高いので用心されたい。

後端のクリップ部分を外して電池を入れる。単6電池を使用する
電池が上に入るのでトップヘビーなバランスに。ペン回しが癖になっている人はご用心を
製品名発売元実売価格
アクティブスタイラス PSA-TPMSシリーズプリンストン5378円