本日の一品

ファスナーで閉じる二股USBケーブル

 USB充電ケーブルはTPOに合わせて選ぶ時代。持ち歩き用には絡まり防止に短いケーブルを使っていたが、短すぎても使い勝手がよくない。しかもUSB Type-CとmicroUSBの2端子が必要。そう思っていたときに発見したのがちょっとおもしろい二股ケーブルだ。

ファスナー式充電ケーブル

 買ったのはミヨシの「ファスナー式充電ケーブル USB Type-C + USB micro B タイプ」というもので、Type-CとmicroUSBの2つのコネクターがついた二股USBケーブル。注目すべき点は2本のケーブルの間がファスナーになっていること。ジーっと上げれば2本のケーブルが1本になり、下げれば根本から分離して別々の機器に充電しやすくなるというものだ。

ファスナーで2つのコネクターの間を調整できる

 二股ケーブルなので、充電のみの利用で通信はできず、しかも、同時に大電流の充電をしたらどうなるか挙動は不明だが、Type-CとmicroUSBのケーブルを絡まずにまとめて持ち歩くことができるようになった。最近ならType-Cだけで充電は事足りるようになってきているが、まだmicroUSBの機器は多く、肝心のモバイルバッテリーを充電する際にmicroUSBが必要になることもあるため、ケーブルを持ち歩かないわけにもいかない。

 以前は絡まるのがいやでモバイルバッテリーに15~20cmの短いケーブルを2本付けて使っていたが短いと不便なこともあった。例えばカフェなどで充電用USB端子が備わっている場合は、もう少し長いUSBケーブルが便利なため、共用できる長さのものに交換したいと思っていたのだ。

 長いケーブル1本+変換アダプターという方法も考えたが、変換アダプターは小さくてなくしやすい。変換アダプターが短い紐で付いたタイプもあるが、格好よくないのとできれば2本同時に充電できる可能性も残したい。

2つの機器が離れている場合はこのように根本まで分離できる
閉じれば邪魔にならない

 ミヨシのファスナー式充電ケーブルは、そんな要求をほぼ実現して使い勝手がよくなったばかりでなく、テーブルに2つの機器を置いて充電する際にも2つの機器の場所を離すことができるようになった点もいい。充電時の許容電流という点では心もとないが、ケーブル自体も細く曲げやすいこともあって機動力が増した。

 ケーブル自体がギザギザなため、ファスナーを開いているとなにかにひっかかりやすいこともあるが、反対にファスナーを閉じておくと引っかかりにくくなる。細いケーブルのイヤホンとまとめて放り込んでもカバンの中で絡まることはあまりないようだ。

Type-C端子のスマートフォンとmicroUSBのモバイルバッテリーに給電

 なお、今回購入したのはType-CとmicroUSBの二股だが、Type-Cが2個のものも用意されているほか、長さが1mのもの、さらにそれぞれに色が白があり、ファスナーケーブルは合計8種類がラインナップされている。LightningとmicroUSBの二股があると便利そうだが、それは用意されていない。

製品名発売元価格
ファスナー式充電ケーブル USB Type-C + USB micro B タイプミヨシ1160円