本日の一品
用途は選ぶけど、ハマるところにはハマる電源タップ付き小型ケーブルボックス
2019年1月9日 06:00
ケーブルやACアダプターのごちゃごちゃ感を一気に解決するケーブルボックスはとっても便利。でも、ケーブルボックスの周辺でほぼ固定して使う電化製品には向いているが、モノによっては普段はしまっておいて、使いたいときだけ一時的に電源に接続して使いたいものもある。そのたびにいちいちフタを開けて、箱に押し込んだケーブルをかき分けて抜き差しするのは大変だ。
そこで活躍するのが今回の専用電源タップ付きケーブルボックス「CB-BOXP8W」。箱にジャストフィットする専用の4口電源タップを内蔵しており、箱の内部に3口、外部に1口設けられている。内部の3口は固定して使いたいものに、外部の1口は一時的に使いたいアイテムをつなげるのに便利な構造だ。
それはそうと筆者はこの年末年始、主に自宅のロフトに引きこもっていた。夏は荷物置き場と化し、冬はテキトーにその荷物を端に寄せて寝室にする、ということを3年くらい繰り返していた3〜4畳くらいのスペースだが、新築して引っ越して来てから荷解きすらできていなかった本やらCDやらを、本棚をDIYしてようやく整理。すると徹底的に快適にしたくなり、さらにカーペットを敷き、セカンドテレビを持ち込んでAmazon Fire TV Stickを装着。極上のプライベート空間に仕上がった。もうここで一生暮らせそう。ロフトから降りたくない……。
ところが、問題が1つ。家を建てるときはロフトで暮らすことなんて考えていなかった(そりゃそうだ)ので、付近で使える壁面コンセントが1カ所2口しかない。テレビとAmazon Fire TV Stickまでの距離は遠いし、スマートフォンを充電することも考えると、当然ながら足りない。普通の電源タップを使ってみたものの、だらしなくケーブルをつなぐことになってしまい、せっかく作った極上空間の見た目が損なわれる結果に。
ということで導入したのが今回の専用電源タップ付きケーブルボックス。しかも2個。壁面コンセントからテレビまでの距離が少し離れているので、コンセント付近に1つ、テレビ付近に1つ置いた。コンセント付近のケーブルボックスではスマートフォンの充電器を接続。布団で寝ながらのスマホがはかどる。さらに熱溜まりになるロフトの空気を循環させるサーキュレーターもつないだ。これは室内のあちこちに持ち運んで使うことになるので、ケーブルボックスの外部電源口を使用する。テレビ付近の方は、テレビ本体とAmazon Fire TV Stickのアダプターを接続。内蔵電源タップのケーブルは2メートルあるので、ちょうどいい長さだった。
が、このケーブルボックス、ネックとなるのはそのコンパクトさ。スマートフォンと大きさを比較してもわかるとおり、かなり小さく、これはこれで狭い場所にもスタイリッシュに収まるというメリットもあるのだけれど、いかんせん内部が狭すぎる。
たとえばスマートフォン向けの小さめの充電器でも、端子の向きによっては物理的にケーブルが差し込めなかったり、ケーブルが邪魔になってケーブルボックスのフタが閉まらないという事態が起きうる。
結局、そのまま無理なく収めて配線できた充電器は、我が家にあったもののなかではiPhone純正のACアダプターのみ。これより大きいサイズのアダプターを使うときは、ケーブルのコネクタをL字タイプにするなどひと工夫しないとダメそう。ただ、今回のように接続する機器の数や大きなACアダプターを接続する必要のない場所では、箱自体を目立たずきれいに収納しておけるCB-BOXP8Wは、ベストな選択肢の1つではないかと思う。
ちなみに、現在はCB-BOXP8Wよりひと回り大きい新モデル「CB-BOXP1WN2」もある。もう少し容量に余裕をもちたいときはこちらを検討するのも良さそうだ。
製品名 | 購入場所 | 価格 |
---|---|---|
CB-BOXP8W | Amazon | 1599円(税込) |