本日の一品
ランニング用LEDライトで快適なナイトランを
2018年9月12日 06:00
ジョギングやランニングを趣味としている人は、大別して朝走る派と夜走る派に分かれます。筆者は主に夜に走っていますが、夜目があまり利かないこともあり、街灯のない場所でほかのランナーが接近したことを直前まで感知できず、ギョッとすることがたまにあります。
自転車がライトを常に点灯するのと同じように、夜に走るランナーも自身の存在を知らせるためにライトを付けるのが好ましいと筆者は考えます。ライトをつけたランナーは遠くからでも存在を感知できるだけでなく、遠くからでも「どちらに進もうとしているのか」がすぐ分かるので、狭い道ですれ違う際も戸惑わずに済み、良い感じです。
筆者もそんな良い感じのランナーになるため、ランニング用ライトを3つばかり購入して使い比べてみました。今回はこちらをご紹介いたします。なおこれらの3製品はすべて、microUSBで充電できるバッテリー式のライトとなっております。
小型軽量なクリップ式LEDライト
「ROCONTRIP 安全ライト」は親指大かつ23gと軽量のLEDライトです。背面のクリップでTシャツの首回りやウェストポーチのベルト、帽子の端などに留めて使うので、走るときまったく邪魔になりません。
LEDライトとしての性能も必要十分で、光っているとき正面からのぞき込むと眩しくて目を背けるくらいです。ボタンを押すと点滅のパターンを切り替えることができ、赤・青の点滅にもできるので、遠くからでもかなり目立ちます。
ライト正面方向を強烈に照射するので、より周囲に存在を知らせたい場合は2つ購入して前後に装着しても良いかもしれません。それくらい小さくて軽いため、一度ライトをつけたままTシャツを洗濯しそうになりました。付け外しにはご注意ください。
腕に巻くLEDアームバンド
筆者が夜にランニングをしているときよく見かけるのが、このアームバンド式のLEDライトです。前述のクリップ型ライトは正面照射式ということもあって自転車と区別がつかないことがありますが、アームバンド式ライトは腕を振る動きにともなって光が動くため、遠くからでも存在に気づきやすいように思います。カラーバリエーションも豊富で、筆者は緑色のものを購入してみました。
腕になにか巻いて走るのは、すでにスマホバンドなどを装着して走ったこともあるので特に違和感はありませんでした。ただバンド自体が固い素材でできているためか、半袖の下の素肌の腕に巻いて走ったとき、こすれて擦り傷になってしまいました。肌の弱い方は素肌に巻かず、コンプレッションシャツなどの長袖の上や、リストバンドなどの上に着用するのが良いと思います。
靴に装着するシューズクリップライト
シューズクリップライトは名前の通り、靴に装着するLEDライトです。馬の蹄鉄のような形の半円状の本体を広げて、靴のかかと部分を挟み込んで使用します。
かかとを締め付けることになるし、あまり使い勝手良くなさそうだな……と想像していたのですが、実際に使ってみて良い意味で期待を裏切られました。装着感は軽く、付けているのを忘れるくらいですし、ヘンな接地をしない限り衝撃で故障することもないでしょう。
ちなみに機会は少ないですが、たまにナイトラン中にシューズクリップ型のLEDライトを装着して走っているランナーを見かけます。足のかかとは「走る」運動においてもっとも動く幅が激しい箇所の一つです。生み出される光の動きはリズミカルになり、遠目からだと一瞬何だ!? と思うことさえあります。それだけに夜道でダントツに目立つので、事故防止の観点から見ればもっともオススメできます。
装着方法による用途と使い分け
以上、3製品をご紹介いたしました。購入後、しばらく3製品を使い比べてきましたが、クリップ式ライトはバッグの腰紐が定位置となり、アームバンド式ライトはランニング用グッズと一緒に持ち運ぶのが常となりました。ちなみにシューズクリップ式ライトは、子どもたちの学童からの夜の帰路の安全性を高めるため、子どもたちに分け与えました。シューズクリップ式ライトは、子どもの靴のほうがサイズ的にも最適であるようです。
筆者が住む街灯の少ない郊外はもちろん、都市部でも夜道は案外暗いもので、ましてや歩行者よりも少し速く移動するランナーは、車や自転車からは想像や予測のしにくい移動物体であるように思います。自らの位置を光で発信することで事故を未然に防ぎ、安全なランニングを楽しみましょう。
製品名 | 購入場所 | 購入価格 |
ROCONTRIP 安全ライト | Amazon | 1386円(税込) |
Premism LEDアームバンドライト | 998円(税込) | |
シューズクリップライトLED | 890円(税込) |