本日の一品
コンパクトながら驚くほどの風量、ケーブルを巻き取って持ち歩けるUSBファン
2018年7月12日 06:00
筆者は夏場、地方への遠征や旅行に行く際、USB扇風機を持参することが多い。最近は多くのビジネスホテルで個別空調が当たり前になっているが、それでも冷房の効きが悪かったり、逆に効きすぎて困ることもしばしば。こうした場合にUSB扇風機があると、なにかと重宝するというわけだ。シャワーを浴びた後など、ピンポイントで涼みたい場合にも役立つ。
とはいえ持ち歩きが可能なUSB扇風機となると、本体サイズが大きくないことから、ファンも小ぶりで、風量もいまいちということが多い。実用に耐えうるレベルの風量かどうか、購入前にきちんとチェックしておかないと、あとで泣きを見ることになる。
これに見合った製品として、ドウシシャの「FSQ-101UWH」というUSB扇風機をかれこれ3年使用してきた。風量は据え置きタイプのモデルをしのぐほどで、その点において不満はまったくないのだが、もともと持ち歩き用途に特化した設計ではないため、ケーブルの取り回しがやや悪いという問題があった。
そこで今回新しく購入したのが、リズム時計工業のコンパクトファン「9ZF022RH19」である。これはコンパクトミラーのように本体を展開して立てることができ、収納時にはUSBケーブルを本体に巻き付けて片付けられるという、持ち歩きを前提とした製品だ。
本製品をネットで初めて見かけた時は、外見やサイズからして風量には期待できないだろうと予想していたのだが、たまたま店頭で展示されているサンプルをチェックしたところ、弱・中・強と3段階もの風量切り替えが可能で、真ん中の「中」であっても十分な風量があることに驚かされた。このクラスには珍しい7枚羽根が、その源のようだ。
なによりケーブルを巻き取ってUSBコネクタも完全に収納してしまえることから、バッグの中でケーブルが邪魔になることもない。コンパクトタイプゆえ、首振り機構や角度調整などのギミックはないものの、それを差し引いても十分にお釣りが来る。筆者のように地方遠征や旅行で持ち歩く用途には、まさにぴったりというわけだ。
まだ購入して1カ月足らずということで、耐久性については不明だが、過去に使った同社製のUSBファンはいずれも長寿命であり、安心感は高い。今年の夏を皮切りに、しばらくの間、地方遠征や旅行の頼もしいパートナーとなってくれそうだ。
製品名 | 発売元 | 実売価格 |
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コンパクトファン(9ZF022RH19) | リズム時計工業 | 2435円 |