本日の一品

スマートウォッチ機能が充実した活動量計「Fitbit Versa」

 何を隠そう筆者は「測定好き」という属性を持っています。たとえばパソコンのベンチマークとか、ネットワーク速度とか、部屋や家具の寸法を測ったり、測定する機器そのものに萌えを感じるのです。そんな測定好きの興味対象は自分自身の身体にも向いています。年に一回の健康診断は、高度に専門的な機器を用いて身体の隅々まで測定してもらえるご褒美です。生憎と勤め先の健康診断は年に1回しかありませんが、活動量計を用いれば毎日好きなだけ自身の身体を測定することができます。

 活動量計といえばFitbitシリーズの先日発表された新製品「Fitbit Versa」をさっそく試してみたので、今回はこちらをご紹介させていただきます。

Fitbit Versa
背面に光学式の心拍数モニターを備えています
ベルトは一般用の時計のベルトにも付け替え可能です

 「Fitbit Versa」(以下、Versa)は心拍計付きの活動量計であると同時に、充実したスマートウォッチとしての機能をあわせ持つ製品です。基本的にiOS/Android端末とペアリングして使用します。

パネルをタッチして操作可能。さまざまなアプリをVersaに転送して使用可能です
スマホアプリ「Fitbit」で測定した情報を逐次見ることができます
スマホの通知をVersaで受け取れます。「デレステ」のトレチケタイムも見逃しません

 日々の活動量を測定してスマホに送って集計したり、スマホの通知をVersa側で受け取ることができるほか、Versa用のアプリをスマホにダウンロードしてVersaに送ることもできます。Versa用のアプリは一般向けに開発環境を公開しているためか、けっこう種類が豊富で充実しているようでした。

専用の充電器。側面を押して開いてVersa本体をぱくっと挟む方式です
充電器にがっちり固定するので、本体がズレていて充電できなかったなどもなく安心です

 電池の持ちもかなり良く、Fitbit社が言うには4日間、実際使った感覚では5日間くらいは充電せずに付けっぱなしでも問題ありませんでした。そうして日々の移動した歩数、心拍のサイクル、睡眠の質などを測定して分析しているだけでも楽しいのですが、ランニングを趣味とする筆者としてはエクササイズ機能も気になるところだったので、実際に何度か走って試してみました。冒頭の写真はその時のものです。

ランニングを終了すると、結果を1画面で見やすく表示してくれます
スマホのGPSと同期すれば、詳細な走行ログを記録できます

 Versa本体にはGPSを搭載していないので、走行ログを取るにはスマホのGPSと接続して使用する必要がありますが、ちょっと走るだけならVersa単体でも距離を計測できます。1kmごとのラップタイムを通知するバイブレーション機能もありますし、走り終えた後には1kmごとのスプリットタイムや心拍のグラフ、どれくらい無酸素運動/有酸素運動を行えていたかの結果をすぐに見ることができます。

一週間ごとに週間の測定結果まとめが届きます
一週間の睡眠時間を測定した結果です。寝不足を実数値で思い知らされます

 ランニングウォッチとしても必要十分というか、これで十分だなと筆者は思いました。大半のランニングウォッチよりも安価な上に本体も軽く快適です。また盤面のデザインは豊富ですし(自作もできます)、ベルトの選択の幅も広くてオシャレです。これからスマートウォッチの購入を考えている、あるいはより充実した機能を持つ活動量計が欲しい! 思っている方、特に女性に正直かなりオススメできる一品です。

製品名購入場所購入価格
Fitbit VersaAmazon2万5797円(税込)