本日の一品

LEDライトが付いたスマホ用レンズアクセサリー

 近年、スマートフォンのカメラの性能は著しく向上しているのは周知の通りです。ちょっと前までは出かけるときコンデジを携えていたのに、今や「まあスマホでいいか」となってしまった方も多いのではないでしょうか。

 しかしスマホのカメラにもまだ苦手な分野はあります。たとえば暗所の撮影や広角(ワイド)の撮影、それに超マクロな撮影など。そういった特殊な撮影を楽しむために数多くのスマホ用レンズアクセサリーが発売されているわけですが、今回は、NTTドコモの手がけるサイト「Favo Square」でちょっと変わり種の製品を見つけたので、ひとつご紹介させていただきます。

RevolCam。クリップの「頭」にバッテリー式のLEDライトを備えているのが特徴です
LEDライトはマグネット式で取り外し可能。外すとセルフィー撮影用の鏡になります

 「RevolCam」なる本製品は、スマホ本体をクリップで挟み込む形で装着するレンズアクセサリーです。3つのレンズをターレット上に配置しており、撮影時にはこれを自在に切り替えて使用することができます。

 本製品の特徴はクリップ上部の出っ張り部分にあります。セルフィーを撮影するための鏡がついているのですが、ここに付属のLEDライトを磁石で装着して、暗所での撮影を行えるようになるのです。レンズセットとは別個に、ただ単にスマホ本体を挟み込むLEDライトとして使用できますし、なんならLEDライトだけを取り外して単体のライトとしても使えたりもします。

 ちなみにレンズの種類はワイドと魚眼、そしてマクロです。スマホに装着したまま、ターレットをガチャガチャと回してレンズを切り替えられるのは便利に感じました。

左がiPhone 7 Plusのノーマル撮影、右がワイドレンズでの撮影
マクロレンズを装着するとこれくらいの超近距離で撮影を行えます
マクロレンズで撮影。小さな猫のフィギュアの顔のホコリまでハッキリ写ります

 難点を言えば、筆者の利用しているiPhone 7 Plusはカメラ部分が出っ張っているので、カバーなどをつけていない状態で本製品のクリップで挟み込もうとすると、どうにもこうにも位置が安定せずグラグラしてしまいます。

スマホを挟み込むクリップで留めて装着します。カバーを付けているとちょうど良い感じです
上に被せるだけなので大半のスマホに対応します。ターレット上のレンズの切り替え動作に、むせる……

 そんなものかなーと思っていたのですが、iPhoneのカバーを付けた状態で装着すると安定することに気付きました。カバー自体が滑り止めになりグラグラすることもありません。なるほど本製品の客層を考えるとiPhoneにカバーをつけているのが当然だから、それを見越した設計になっているのかもしれません。

魚眼レンズで撮影。ピントを合わせるのが難しいものの、なんとか魚眼顔の猫が撮れました

 大きさ的にもカバンの中にちょっと忍ばせておくのに邪魔にならないサイズですし、飲み会の席でなど暗い場所でのセルフィー撮影もLEDライトで可能になるという、筆者が想像して以上に活躍してくれそうな一品なのでした。オススメです。

製品名販売元価格
RevolCamShiftCam8424円(税込)