本日の一品
家でも仕事でも使いたくなる、Ankerのモバイルプロジェクター
2018年6月13日 06:00
モバイルバッテリーなどスマートフォン関連グッズでおなじみのAnkerがコンパクトなプロジェクター「Nebula Capsule(ネビュラカプセル)」を発売した。3万9800円(税込)で、Androidを搭載しており、すぐNetflixやAmazonプライム・ビデオ、YouTubeなどのアプリが利用できるようになっている。設定メニューからWi-Fiのアクセスポイントの情報を入力し、映像配信サービスにログインすればすぐ使える。専用のスマホアプリでは、スマートフォンをマウス代わりにして「Nebula Capsule」を操作できる。
最大100インチまで投影できるというから、Netflixユーザーとしては、好みの番組をぜひ大画面で観たくなる。我が家にはこれまでプロジェクターはなく、家族で一緒に何かを鑑賞するときは40インチのテレビで楽しんできた。プロジェクター用のスクリーンはないけれど、和室の壁が白くて面積が取れる。というわけでさっそく投影してみると「おお、これはびっくりするサイズ」と高校生の息子が素直なコメント。小学生低学年の次男坊は「わーい!」と大喜びし、家族で一緒に何か観よう観ようとせがんでくる。その日の夜は、夕食の後、家族揃って「ロスト・イン・スペース」(1960年代のドラマ、宇宙家族ロビンソンのリバイバル)を観てみた。
350ml缶サイズというコンパクトなボディには、360度に音が広がるスピーカー、バッテリーが内蔵されている。ついでに底面には三脚穴も用意されており、設置する場所はいろいろ融通を利かせやすい。
先述した「ロスト・イン・スペース」を鑑賞した我が家一同は、プロジェクター初心者ということもあって、ドラマシリーズなのに大作映画を観たかのような満足感を味わえた。コンパクトなボディで、どこでも持ち運べ、柔軟な形で設置できること、HDMI対応であることが特徴であることを踏まえると、友人同士のちょっとした集まりでの利用や仕事での利用など、家庭に限らず、さまざまなユースケースに1台で対応できることが「Nebula Capsule」の大きな魅力だ。
プロジェクターとしては、854×480ドット、100ルーメンという本製品。部屋の照明を落とせばハッキリ見える。また自由に設置できることの反動と言うべきか、台形などゆがんだ形になって投影されることが多い。キーストーンの補正(自動/手動)もできるが、毎回調整するのが面倒と感じる人はいるかもしれない。
映像品質という面では、4K HDR対応製品を選びたい人もいるだろう。ただ、「Nebula Capsule」はそうしたハイエンドモデルとは方向性が大きく異なる製品と言える。またコンパクトなモバイルプロジェクターの中にもさまざまな製品が存在するが、それらと比べると、360度に広がるスピーカーを内蔵することや、Androidを搭載することが特徴になるだろうか。いろんな場面で活躍できそうな「Nebula Capsule」、面白い選択肢になりそうだ。
製品名 | 提供元 | 価格 |
---|---|---|
Nebula Capsule | Anker | 3万9800円 |