本日の一品
二重ファンで強力送風、首振り機構も備えたリズム時計工業のUSB扇風機
2018年6月5日 06:00
強力送風かつ静音性の高い首振り式のUSB扇風機として、無印良品のUSB扇風機「MJ-9ZF021AZ03」を先日紹介したわけだが、電源をオフにするたびに首振りモードが解除されるという仕様が筆者の用途に合わず、迷った挙げ句、早々に買い換えることにした。常時首振りで使う筆者にとっては、毎回首振りを手動でオンにしないといけないのは、長期的に見てかなり面倒だと考えられるからだ。
「首振り対応」「風量切替可能」「静音性」という条件であらためてチョイスしたのが、リズム時計工業のUSB扇風機「Silky Wind Ⅱ(9ZF005RH03)」である。
もともと無印良品のUSB扇風機はリズム時計工業のOEM元であるため、前回紹介した製品とは、言うなればいとこのような間柄だ。実際に製品の特徴を見ても、前後二重になった強力ファン、静音設計、さらには強弱を2段階で切り替えられる送風機構など、特徴はほぼ共通。ややベージュがかったホワイトボディの質感もそっくりだ。
そしてこの製品ならではの特徴として、送風の強弱を切り替えるスイッチとは別に、首振りオン・オフのスイッチが別に用意されていることが挙げられる。これならば、電源をオフするたびに首振りモードが解除されることもなく、常に首振りで使い続けられるというわけだ。
もっとも欠点もある。それはUSBケーブルが本体のベース部からではなく背中から伸びているため、首を振るたびにUSBケーブルがスイングされてしまうことだ。これは1世代前の無印良品のUSB扇風機にもあった問題で、仕様面では先祖返りしてしまっている。このほか、本体が大柄で場所を取りがちなのも、小型化された無印良品のUSB扇風機を見てしまったあとでは、マイナスに感じられる。
そんなわけで製品としては一長一短なのだが、前述のような筆者の使い方では、前回の無印良品の製品よりも、今回の製品のほうがよりマッチしているので、買い替えはおおむね成功といったところ。風量はかなり強く、やや離れた場所からも風が届きやすいことも、これから夏にかけての大きな利点と言える。
おそらく今後もOEMが継続されるであろうこのシリーズ、次期モデルでは、首振りと風量調節のボタンは別々のままで、USBケーブルの取り付け位置を改善したモデルをぜひ見てみたいものだ。
製品名 | 発売元 | 実売価格 |
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Silky WindⅡ 9ZF005RH03 | リズム時計工業 | 3464円(税込) |