本日の一品
充電不要で1年間使える落し物トラッカー「Tile」
2018年3月6日 06:00
今年の頭から「Tile」というスマートトラッカーを使っています。大事な物に取り付けておくと、それを紛失したときに、スマホで在りかを検索できるというもの。近くにある物の検索にはBluetooth、離れた場所からの検索にはGPS(位置情報サービス)も使われます。といっても、Tile本体にGPSが内蔵されているわけではなく、スマホがTileに最後に接続した場所が記録され、スマホでその場所を確認できる仕組みです。
Tileは米国ではシェアNo.1を誇るスマートトラッカーで、日本では昨年(2017年)の12月15日から販売が始まりました。サイズや性能が異なる4タイプが販売されていますが、僕が使っているのは、最もベーシックで安い「Tile Mate」。じつは自分で買ったわけではなく、いただいたものです。Tileの日本発売の際にCEOのマイク・ファーレイ氏が来日し、取材する機会があったのですが、そのときに“お試し用”として2個いただきました。
1つ目のTileは財布に入れています。初期設定はめちゃくちゃ簡単でした。iPhoneに「Tile」のアプリをインストールして、それを起動したら、画面の案内に従って、メールアドレスを登録したり、Tileの種類をタップして選んだりするだけ。Tileには、そもそも電源ボタンなどはなく、近くに置いてあるだけでペアリングは完了しました。トータルの所要時間は1分程度だったと記憶しています。
一旦ペアリングしてしまえば、その後の使い方はシンプル。財布が見当たらないときに、アプリを起動して「探す」をタップするだけ。財布に取り付けたTileが鳴って、どこにあるかがわかります。財布が近くにない場合は、地図で接続が途切れたと想定される場所を確認できます。
また、Tileのロゴ部分をカチカチっと2回続けて押して、iPhoneを探すこともできます。iPhoneがサイレントモードになっていても、かなりの大音量でメロディーが流れるので、すぐに見つけられます。個人的に、この機能にはかなり世話になっています。朝の出勤前にスマホが見当たらないってこと、結構ありますよね?
2つ目のTileはキーケースに取り付けています。その際に気づいたのが共有機能。Tileは、「Tile」アプリをインストールしている他のスマホでも検索できるんです。僕の場合は、iPhoneとAndroidの2台持ちなので、Androidにも「Tile」アプリを入れて、別のアカウントを取得し、Androidスマホからも財布やキーケースを探せるようにしました。万一、iPhoneをどこかに起き忘れたり、電池が切れてしまっても安心です。
Tileは電池交換が要らず、1年間使い続けられます。つまり、1年ごとに買い替えが必要。個人的には、そういう潔さ、好きです。分かりやすいですよね。基本的には、大事な物に付けておくだけでいいわけですし、実際に物を探す機会が発生しなければ、それはそれで幸せなことですよね。
なお、Tileには、ユーザーみんなで紛失物を探せるコミュニティー機能もあります。たとえば、僕が旅先で財布を落としたとしましょう。その際にスマホの電源がオフになっていたりして、在りかが確認できなかったとしても、僕が失くしたTileの近くにいる他のユーザーが、それを検知して、自動的に僕に通知されるんです。電車の中などで失くして、Tileが移動してしまっても、直近の在りかがわかります。もちろん、紛失物の在りかがわかるのは、探している僕だけです。見つけてくれた人も特定されません。
僕は、まだ、この機能のお世話になったことはありませんが、アメリカでは、このコミュニティー機能で紛失物が見つかることも多いそうです。コミュニティー機能はTileのユーザーが増えるほど、発見の確率が上がる仕組みです。僕も将来、「Tileを使っていてよかった!」と思う日が来るかもしれません。
製品名 | 販売元 | 価格 |
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Tile Mate | ソフトバンク C&S | 1980円(税込) ※キャンペーン価格 |