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作家の東野圭吾氏が逝去、最新作「永遠の記憶」は“ガリレオ、最後の謎”

 作家の東野圭吾氏が7月23日未明に逝去していたことが、公式X(旧Twitter)アカウントを通じて発表された。1985年のデビュー以来、ミステリーを中心に数多くのヒット作を生み出してきた。

 8月5日にはガリレオシリーズの最新長編となる『永遠の記憶』の刊行が予定されている。

東野圭吾『永遠の記憶』(2026年8月5日発売)、文藝春秋のプレスリリースより

デビュー作『放課後』から106冊 文壇を牽引した名作の数々

 東野圭吾氏は、1985年9月に『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞してデビューを果たした。

 以降、直木賞を受賞した『容疑者Xの献身』をはじめ、『白夜行』や『ナミヤ雑貨店の奇蹟』など、日本のミステリー界を代表するヒット作を次々と発表した。

 公式Xアカウントによれば、共著を除く著書は、刊行予定の最新作を含めて106冊にのぼる。

ビデオパスでのオリジナルドラマ配信やオーディオブック展開

 紙の書籍にとどまらず、デジタル通信サービスやモバイルコンテンツの領域においても、同氏の作品は大きな存在感を示してきた。

 2012年には、KDDIの「ビデオパス」で同氏原作のオリジナルドラマを配信するなど、スマートフォン向け動画配信サービスの黎明期における目玉コンテンツとして起用された実績を持つ。

 近年では、Amazonの音声サービス「Audible」でのオーディオブック配信や書き起こしコンテンツなどを通じ、モバイル端末で作品を「聴く」という新しい読書スタイルの普及にも大きな役割を果たした。2024年のAudibleランキングでも同氏の作品群は上位にランクインし、リスナー層を拡大。

 このほか、同氏の作品を原作にした映画も数多く配信サービスで楽しめる。

電子書籍化の解禁から最新長編『永遠の記憶』まで

 紙の出版物にこだわりを見せ、電子書籍化に慎重な著者として知られていたが、2020年4月には『容疑者Xの献身』や『白夜行』など、ミリオンヒット書籍7作が初めて電子化された。

 8月5日には、文藝春秋より人気作品であるガリレオシリーズの最新長編『永遠の記憶』が発売される。本作は主人公の湯川学と草薙俊平が謎に挑むミステリー長編となる。