本日の一品

MacBook Proで使えるマグネットなType-Cケーブル

マグネット型Type-Cケーブル

 USB Type-C絡みの製品がどんどん増えていて、とってもうれしい。しかし、ケーブルだけ見ても充電におけるUSB-PD(Power Delivery)対応と非対応の違い、データ転送におけるUSB 2.0と3.0と3.1の違い、USB 3.1 Gen1とGen 2の違いがあり、それらを明確に区別できるマークなどがない(もしくは目立たない)ため、購入の際はいまだに気が抜けない。USB-PDは最大100Wもの電力を通す規格ということもあって、安易に安価な製品に手を出すとデバイスの故障や、場合によっては火災につながりかねないから、なおさら慎重さが求められる。

 とはいえ、Type-Cポートはスマートフォンやノートパソコンで採用が広がり、実際にそういった製品を使っていると、周辺機器を共通のインターフェースに統一できることのありがたさを実感するのも確か。周辺機器が充実していくにつれ、(購入する財力は必要だが)スマホライフもパソコンライフも両方ともますます便利に、快適になっていくのだ。

 そんなType-C生活をさらに充実させるアイテムが、このマグネット式コネクターを備えたType-Cケーブル。microUSBやLightning用のマグネット式コネクターはメジャーになってきているが、そのType-C版と言えばいいだろう。Type-Cコネクターに挿入したままにしておく小さな端子部と、ケーブル側のコネクターを近づけるだけで、磁石の力でパチッとくっつき充電できる。軽く引っ張れば離れるので、ケーブルの抜き差しの手間が減り、端子部を痛めにくいのがメリットだ。

コンパクトなコネクター部と端子部。L字タイプなので張り出しも少ない

 これがあれば、Type-CポートのみのMacBook Proで、MacBook AirやかつてのMacBook(Pro)シリーズで採用されていた「MagSafe」と同じような使い勝手を実現できる。類似品は他にもあるのだが、コネクター部がコンパクトなことと、接続方向に左右の区別がなく、どちらの方向からでも正しく充電してくれるものは、これ以外に見つけられなかった。この製品は端子部の接点が6つだが、類似製品に多い接点5つのものは接続方向が決まっているため、注意が必要だ。

どちらの方向からくっつけても問題なく充電できる

 MacBook Pro上で確認したところでは、出力61Wの純正ACアダプター使用時に、純正ケーブルと同様の60Wで充電された。Type-Cポートのスマートフォンでも使用でき、もちろん接続方向を変えても問題なし。なお、購入ページのタイトルに「Data Sync Cable」との表記があるけれど、データ転送には使えない。ページ内では充電のことしか書かれておらず、データ転送には使えないだろうと最初から予想していたので全く問題はないのだが、やはりType-C絡みの製品はいろいろと気が抜けない。

スマートフォンの充電ももちろんOK
製品名購入先購入価格
Magnetic USB-C to USB-C Fast Charging CableeBay2530円