本日の一品
無線LANエクステンダー「EX7300」はシェアオフィスにもぴったり
2017年8月2日 06:00
シェアオフィスの一角を間借りして、日夜原稿執筆に勤しんだり、勤しまなかったりしている筆者。数社(数人)が同居していながらも、静かで、1人で黙々と仕事したりしなかったりするのにとってもいい環境だ。のだけれど、入居してからずっと続いている問題が1つ。無線LANがときどき通信できなくなるというトラブルに悩まされていた。
シェアオフィスに設置されている共用の無線LANルーターを再起動すると問題が解消するので、ルーター自体に何かしら問題があることは確か。なのに、有線でつないでいるとそういう問題は発生しない(他の人はだいたい有線LANでつないでいる)。仕方がないので、とりあえず問題が起こったら再起動する、ということを繰り返していたのだが、やっぱり面倒だ。
そこで導入したのがネットギアの無線LANエクステンダー「EX7300」。コンセントにサクッと差し込んで、簡単なボタン操作で親ルーターに接続するだけで、無線LAN電波の届く範囲を広げることができるアイテムだ。
主な用途としてはそういう「無線LAN電波の届く範囲を広げる」ものなのだが、EX7300はスイッチ1つを切り替えるだけで単純な無線LANアクセスポイントとしても使用できる。問題の発生していない有線LANで親ルーターとEX7300を接続し、自分のパソコンやスマートフォンなどはEX7300の無線LANアクセスポイントに接続することで、きっと安定した通信を確保できるだろう、という狙いだ。
マイデバイスがパソコン1台だけなら、有線LANが1本あればそれで解決! のはずだけれど、複数のパソコン、複数のスマートフォン、そしてプリンターなんかを使っているため、すべてのデバイスを無線LAN環境で使用するのが現実的。ルーターを別の製品に変える選択肢もあるが、シェアオフィスの共有設備なのでそう簡単に置き換えられるわけではない。なので、アクセスポイントを後付けすることで解決を図ったわけ。
ある意味苦肉の策で導入したEX7300。それでも、無線LANのスペックとしてはIEEE 802.11ac Wave2に対応し、最大1733Mbpsというギガビット超えのパフォーマンスを誇るので、有線LAN(1Gbps)の性能をちゃんと活かしきれる。EX7300からデバイスまでの距離も近いので減衰も少ない。シェアオフィスの既存設備に(物理的に)影響を与えず、常に安定した高速通信で仕事できるようになり、ますます原稿執筆に勤しんだり、勤しまなかったりできてバンザイである。
もちろん、シェアオフィスによっては後付けでも勝手にエクステンダーを増設するのは禁止、というところもあるだろうし、新たな機器の設置にあたってはシェアオフィスのオーナー(運営会社)の許可を得なければならない場合もあるだろう。
そのへんは十分に注意しつつ、フリーランスでSOHO的でノマド的なシェアオフィス暮らしの人は、もし親ルーターの無線LAN電波が弱いとか、(さすがに今どき少ないと思うが)シェアオフィスに限らずホテルなどで有線LANしかないとかいう場合に、マイデバイスの近くに有線LAN接続のアクセスポイントを増設する、という方法を試してみてはいかがだろうか。
製品名 | 提供元 | 価格 |
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EX7300 | ネットギア | 14979円(税込) |