本日の一品

レトロ未来系の多機能USB充電ラジオが面白い
2017年3月27日 06:00
新しいモノがより先鋭的に進化していく世の中で、逆に古いモノを斬新と感じる時がある。アナログレコードやカセットテープがその代表例かもしれない。多くの人が、ネット世界での体験に親しむ今、はるかにオールドメディアな機器である「ラジオ」が注目されている。
筆者がいつものように暇にあかせて“Webショップ・サーフィン”をしていて偶然見つけた「SHUSONS USB 充電式多機能ポケットFMラジオ」(以下、USBラジオ)は、そんな“ラジオ復権時代”におすすめの一品だ。
サイズは実測で幅115mm×高さ70mm×奥行30mmとコンパクト(アンテナ含まず)。重さは実測204gと、6インチスマホ程度。付属のハンドストラップをつけて気軽に持ち歩ける。
「USBラジオ」の特徴は、黒くシャインなプラスティックの内部で赤々と光る、大きなLED文字だ。その圧倒的なインパクトに惹かれて思わず買ってしまった。
FMラジオ機能のほか、デジタル置き時計として使える時刻表示機能、ラジオを聴きながら安心して寝られるタイマーオフ機能、電子音を鳴らす目覚まし時計機能、microSDカードやUSBドライブ内のMP3音楽の再生機能などが搭載されている。
当然のことだが、FMは自動選局機能が標準仕様として搭載されており、選局も設定もきわめて簡単だ。
正面には多くのボタンが配置されているが、赤い機能ボタンは長押しすることで本来の機能を発揮する仕組みになっている。
側面には、左から、ステレオイヤホンジャック、USBメモリ用の標準USBポート、充電用のminiUSBポート、ボリュームコントロールダイヤルが、機能的に配置されている。
底面にはmicroSDカードスロット、そして背面には、直径50mmほどのダイナミックスピーカーと、充電式のバッテリーセルが1本収納されている。バッテリーは秋葉原などでは入手可能なものだ。
MP3音楽再生では、曲番を指定して再生する機能やリピート機能などの便利な機能をサポートしている。音楽再生用の操作ボタンが、本体正面下部、3分の1ほどのエリアに2列で配置されている。
音楽データに関しては、microSDカードスロットとUSBメモリの両方に対応する。底面のMicroSDカードでMP3音楽を再生中に右側面のUSBメモリーを挿入すると、後から挿入したUSBメモリー内のMP3にスイッチして再生が始まるように設定されているらしい。
やって良いかどうかは個人の判断だが、再生中に、後から入れたUSBメモリーを抜き去ると、再度、底面のmicroSDカード内のMP3音楽が自動的に再生される。ここでは「デバイスの安全な取り外し」などという業界では半常識化しているアン・フレンドリーな行儀作法は不要なのかもしれない。
もちろんMP3再生中のPAUSE(一時停止)機能もサポートされている。目覚ましタイマー機能の反対機能である「タイミング・シャット・ダウン」ボタンを使えば、就寝時に再生機能の自動切断を15分刻みに最長60分まで設定可能なので、好きなFMやMP3音楽を聴きながらおやすみすることが可能だ。バッテリー長持ちで、3000円でお釣りが来るこのユニークなデザインの多機能ラジオ。筆者イチオシ「買い」の1品だ。
製品名 | 購入先 | 購入価格 |
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SHUSONS USB 充電式 多機能 ポケット FMラジオ | Amazon.co.jp | 2680円 |