本日の一品

変形ギミックに心躍る、わずか499円のスマホスタンド

「変形式モバイル三脚」。この状態だと何に使うかわからないと思うが……

 「変形」という単語は、古き良き時代のロボットクラスター界隈に響くであろう言葉だ。そんな心躍る機能を搭載した製品はなんであれ、ついチェックしたくなる。というわけで、変形機構が特徴の「変形式モバイル三脚」を購入した。

 「変形式モバイル三脚」は、税込499円と安価なスマートフォン向けスタンドだ。デバイスを挟む上部のホールド用パーツと、下部の三脚パーツで構成され、カメラ撮影や動画鑑賞などの用途に使える。

三脚を広げ、スマートフォンを固定するスタイルが基本的な使い方だろう

 ホールド用パーツは、デバイスの高さに応じて使い分けられるよう中段にアームを装備している。ただし、固定できる幅は最大で105mmまで。7インチクラスのタブレットだと機種によっては取り付けられないので、中途半端に感じなくもない。

中段のアーム状のパーツは折りたためる。デバイスの幅によってこれらの固定するパーツを使い分ける
タブレットは少々厳しいが、6.8インチのZenFone 3 Ultraは固定できた

 各パーツの接続部は水平方向に360度回転でき、ホールドする上部パーツの角度も調整可能。また、三脚部の脚に色が付いた部分を展開し、脚を延長できるギミックもある。これらの変形ギミックを用いて、三脚状態でスマートフォンスタンドにするのはもちろん、持ち運びやすいよう折りたたんだり、三脚部分を握って写真・動画を撮影したりなど、さまざまな使い方が可能だ。

脚を展開してより高い位置にスマートフォンを固定できる。ちなみに、真ん中の蝶ネジ部分はGoProのマウントが固定できそうに見えるが、差し込み口の高さがわずかに不足しているので取り付けは難しい
このようにスマートフォンと閉じた三脚でバランスを取る方法なら、手間なくサッと設置できる
変形のさせ方次第でタブレットスタンドとしても機能する

 どんな風に変形させようかと試行錯誤すること自体も楽しめるユニークな本製品。500円弱という安価な価格設定もあり、長持ちするかどうかは微妙なところなのだが、できればもっと頑丈で高い質感の高級バージョンがあったらもう1つ欲しい、と思ってしまうほどには変形ギミックを楽しめる。とにかく“変形”好きな人にはオススメしたい一品だ。

コンパクトに折りたためるので持ち運びも便利
三脚部分を手に持って撮影する使い方もアリ
上部パーツを取り外すことでコンデジ用三脚としても使えるようだ。ただし耐荷重は不明
説明書に変形の例が紹介されており、一通り試したくなる
製品名販売元購入価格
変形式モバイル三脚上海問屋499円(税込)