てっぱんアプリ!

次世代のネットサーフィンを体感しよう! AIブラウザー「Comet」Android版
2025年11月28日 00:00
スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!
AI検索のPerplexityが、AIブラウザー「Comet」のAndroid版をリリースした。ユーザーの指示を受けて、AIがWebの操作や情報収集を行うブラウザーアプリだ。どんな風に使えるのか、紹介したい。
買い物やホテル予約などを人に代わってAIが実行
「Comet」は、簡単に言うと、PerplexityのAI検索機能などを組み込んだWebブラウザーアプリ。注目はWeb上でのブラウジング操作をAIが行うエージェント機能だ。
エージェント機能は、たとえば「スマホスタンドのおすすめTop 5をカートに入れて」のようなプロンプトを入力すると、バックグラウンドで通販サイトのタブを開き、そこでAIが適当な商品を探してカートに入れるところまで自動操作してくれる、というもの。
実際に買い物で試してみたところでは、比較的スムーズに探してカートに入れることができる場合もあれば、カートに入れる際にユーザー確認を求める選択肢が複数ある場合などに、諦めて別の商品を探し始めることもあった。
このあたりは通販サイトの作りにも左右されるので、フローがよりシンプルな特定の通販サイトに絞って作業してもらうといいかもしれない。
買い物以外にも、旅行サイトでホテルを予約したり、仕事に使うWebアプリの操作を任せたり、というのも可能。
とはいえ、複雑な操作が必要な場面において満足のいく結果やスピードがまだ得られないとも感じるので、これからの進化に期待したい。なお、エージェント機能は有料会員向けの機能だが、無料ユーザーでも1日数回だけ利用できる。
Web記事の要約・翻訳など、情報整理も簡単
他にも、開いているWebページに対する要約・翻訳やプロンプト指示に加え、プロンプトに従って情報収集する従来のPerplexityアプリと同様のAI検索も行なえる。これらは無料ユーザーでも制限なく利用可能だ。
たとえばケータイ Watchの記事ページを開いているときに、画面下部の「アシスタント」ボタンからプロンプト入力欄を呼び出し、そこに用意されている「要約」ボタンや「翻訳」ボタンを押すだけで記事内容を読み取って処理してくれる(ただし筆者が試したタイミングでは「翻訳」は機能しなかった)。
プロンプトは自由に入力でき、「3行でまとめて」などと指示することでより簡単に内容を把握できるようにしたり、「関連するニュースは?」と質問して関連ニュースページを挙げてもらったりすることもできる。
これまでのブラウザーアプリとは異なる使い勝手で、操作の仕方で最初は戸惑うところもあるかもしれない。が、使い方に慣れれば情報収集の効率は格段にアップしそうだ。









