てっぱんアプリ!

AIでお手軽に壁紙を作り出す2通りの方法

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: Canva
開発者: Canva
価格: 無料
対応OS: iOS 13.0 以降、Android 6.0 以降
カテゴリ: 写真・ビデオ

 スマホのホーム画面は毎日のように目にするだけに、その背景の壁紙には変化がほしいと感じてしまうときもある。自分で撮影した写真や自作のイラストを使うのもいいけれど、パターンを用意するのが大変だ。であれば、AIを使ってお手軽に壁紙を生成してみるのはどうだろうか。

AI生成による壁紙を設定したホーム画面

デザインツール「Canva」のAI機能で壁紙を作る

 DTPやWebサイト制作など向けのデザインツールとして知られる「Canva」。同アプリには壁紙を作成する機能があり、AIを活用した画像生成にも対応している。ChatGPTのようなAIツールでも画像生成は可能だが、Canvaはスマホの画面サイズに合った壁紙を簡単に作れるのが強みだ。

 プロンプト(テキスト)で描画したい内容を入力する必要はあるものの、画像テイストは水彩画やアニメ、写真といったあらかじめ用意されているスタイルを指定するだけなので、狙ったものに近い画像を作りやすい。無料でも50回分の生成が可能で、試行錯誤する余裕もある。本格的に使いたいなら有料プランのCanvaプロ(月額1,180円)に登録しよう。壁紙をAI生成する手順は下記の通り。

Canvaのホーム画面で「+」ボタンをタップ
「カスタムサイズ」か「スマホの壁紙」を選ぶ
「素材」画面で「独自のものを生成する」をタップ
プロンプトを入力し、スタイル、縦横比を選択して「画像を生成」
4パターンの画像ができあがるので、自分のイメージに近いものをタップ
キャンバス内に小さく表示されるので……
全体に広げて、画面右上の出力ボタンをタップ
ファイル形式などを選び「ダウンロード」で端末に保存できる

Google Pixel 8シリーズなら標準でAI壁紙生成機能が使える

 GoogleのスマホであるPixel 8とPixel 8 Proでは、AI壁紙を作成する機能が標準で搭載されている。こちらはプロンプト入力はできず、代わりに前景と背景、およびテーマについていくつかの選択肢が用意され、そこから選ぶことでさまざまなバリエーションの画像を生み出せる仕組み。

 ホーム画面やロック画面に設定したときに、その手前に表示されるアイコンやウィジェットの視認性を保ちやすいテイストになるようだ。Canvaほどの自由度はないとはいえ、誰でも簡単にオリジナル壁紙の作成を楽しめるだろう。設定手順は下記の通り。

ホーム画面の空いているところを長押しし、メニューから「壁紙とスタイル」を選択
「その他の壁紙」をタップ
「AI壁紙」をタップ
好みのテーマを選ぶ
下線が引かれているワードをタップして表示される選択肢から好きなものを選び、「壁紙を作成」ボタンで生成
納得のいく出来になったら右上のチェックマークボタンで壁紙設定へ