てっぱんアプリ!

メモ、タスク管理、データベースが簡単に扱える「Notion」で、散在しているデータを集約しよう

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

◇   ◇   ◇

アプリ名: Notion
開発者: Notion Labs, Inc.
価格: 無料
対応OS: iOS 12.0 以降、Android 7.0 以上
カテゴリ: 仕事

 メモはテキストエディターで保存し、社内資料はWordでまとめ、Excelでデータ整理、さらに別のツールでタスク管理している……というように、複数のツールを使い分けて仕事してはいないだろうか。煩雑な作業を省力化して、もっと生産性高く業務をこなすために、「Notion」でそれらをひとまとめにして管理してみてはいかが。

複数ツールに分散していたコンテンツをひとまとめにできる「Notion」

装飾付きテキスト文書を簡単作成。Trello風のタスク管理も可能

 「Notion」は、テキストや画像、その他コンテンツを簡単に作成、管理できるクラウド型のサービス。Evernoteのようなノートアプリと比較されることが多いが、さまざまなタイプのコンテンツをより簡単に、しかもフレキシブルに扱えるとして注目が高まっている。

 テキストメモをとる用途に使えるのはもちろんのこと、装飾付きのテキストでわかりやすく文書を作ったり、Webサイトのように階層構造でページを作成して画像も埋め込みつつ情報整理したり、といったことが可能。

 また、Trelloのようなカード型のタスク管理機能や、データを表形式でまとめてデータベースとして扱えるようにする機能もある。この場合はデータの並び替えやキーワード検索、条件設定による絞り込み表示などが行なえるので、大量のデータのなかから必要な内容だけを素早く一覧することも可能。こうして作成したページは一般公開することもでき、最近ではNotionでホームページを構築するケースも増えてきているようだ。

書式・装飾付きテキストを編集可能。画像も挿入できる
カードで情報整理ができるボード
テーブルを使うと多数の情報をデータベース的に扱える
フィルター機能で条件設定することで絞り込み表示が可能

複数ユーザーとのリアルタイムコラボにも

 スマートフォンアプリの場合、編集画面下部に表示されるボタンを使って、挿入するコンテンツの種類を設定したり、書式を変えたりしながら作成していける。クロスプラットフォーム対応なので、スマートフォン上で作成したコンテンツを、後でWebアプリやPCのデスクトップアプリから編集するのもOKだ。

 個人用のツールとして使えるだけでなく、他のユーザーとのコラボレーションにも適している。1つのコンテンツに複数ユーザーが同時にアクセスして、リアルタイムに情報を追加・修正していくことも可能なことから、昨今のテレワークの状況でチームメンバーと一緒に作業するような時にも活躍してくれるに違いない。

編集画面の下にあるボタンで、挿入するコンテンツの種類や書式などを手早く指定できる
挿入するコンテンツの種類を指定する画面。ページリンクの作成、見出し文字列の作成、リストの作成などがワンタッチ