てっぱんアプリ!

一切手間なく“現場”の写真整理もできる、分類機能が強化された「Google フォト」

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: Google フォト
開発者: Google LLC
価格: 無料
対応OS: iOS 11.0 以降、Android OS
カテゴリ: 写真・ビデオ
ダウンロード:  iOS Android

 一定までの画質であれば写真・動画を無制限にクラウド保存できる「Google フォト」がリニューアルし、写真の分類機能がさらに強化された。プライベートの写真管理に便利なアプリだが、新しく追加された機能は、たびたび写真を撮る必要がある仕事でも活躍しそうだ。

写真整理の機能がさらに強化された「Google フォト」

撮影した写真の場所が地図上にヒートマップで表示

 「Google フォト」は、スマートフォンで撮影した写真・動画の管理に使えるビューワーアプリ。時系列順に閲覧していけるのはもちろんのこと、数年前の今日撮影した思い出の写真をまとめてアルバム化したり、いくつかの写真を組み合わせた動画のようなスライドショーコンテンツやハイライト動画を自動作成してくれたりもする。

 今回のアプリのリニューアルで追加された新しい機能のうち、仕事でも活用できそうなものの1つが、地図上で過去の写真を閲覧できるという機能。これは写真データに含まれる位置情報や、Google アカウントに記録された移動履歴などから、写真が撮影された場所を推測して地図上にプロットするというものだ。

 地図上にヒートマップのように表示される部分をタップすると、その付近で撮影した写真が表示され、当時の記憶を思い起こさせてくれる。地名でキーワード検索してその場所で撮影した写真だけを一覧することも可能だ。現場写真を頻繁に撮影して記録に残すような仕事をしている人にとっても、後で場所と写真を手作業で突き合わせる必要がなくなり、作業を効率化できるかもしれない。

単純に時系列で写真・動画を閲覧
数年前の今日に撮影した思い出の写真を表示していくことも可能
地図上に表示されるヒートマップのような部分をタップすると、その場所で撮影した写真を閲覧できる

事前の設定などなしにキーワード検索で目的の写真が見つけられる

 キーワード検索では、地名だけでなく、「食べ物」や「建物」といったざっくりとしたワードでも該当する写真をすべて抽出できる。一部正確に認識されない写真もあるとはいえ、仕事で作成している資料に差し込む写真素材を探しているようなとき、キーワード一発でその候補を見つけられるのは便利だ。

 こうしたキーワードで見つけられる写真のなかには、アプリ上で「被写体」としてあらかじめカテゴリー分けされているものもあり、その場合はサムネイルのタップだけで関連する写真を一覧できる。他にも人物ごと、360度写真のみ、といったようなカテゴリー分けが自動で行なわれるので、手作業でアルバム整理する手間は全くの不要だ。

 写真をじっくり見るために、それ以上に整理に時間をかけるのは本末転倒。整理を本アプリの自動処理に任せれば、ただひたすらシャッターを切って撮りっぱなしにしていても、振り返りたいときにはいつでもきれいに分類されている。時間を節約でき、ユーザーは写真を見ていくことだけに集中できそうだ。

「食べ物」で検索してみたところ
「フルーツ」で検索すると、フルーツっぽい写真がヒット
「建物」というキーワードでは、ビルや室内の写真が抽出される
ただの建物ではなく「超高層建築物」でも検索できる
分類された「人物」の写真を閲覧していくのもOK
「被写体」として自動分類されているものをタップして見ていくことも可能