てっぱんアプリ!
スマホからWindowsを操作する、マイクロソフト純正のリモートデスクトップアプリ
2020年7月3日 06:00
スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!
アプリ名: Remote Desktop
開発者: Microsoft Corporation
価格: 無料
対応OS: iOS 13.0 以降、Android 4.0 以上
カテゴリ: ビジネス
ダウンロード: iOS Android
ミーティングに必要な資料をデスクトップPCに置き忘れてしまった! そんなときに活用できるのが、マイクロソフト純正のリモートデスクトップアプリ。離れたところにあるWindows 10のデスクトップに、スマートフォンから手早くアクセスして必要な資料を参照しよう。純正だけあって、操作性の良さが特徴だ。
Windows 10 Proなどのデスクトップをスマホ画面で操作
「Remote Desktop」(Androidアプリの名称。iOS/iPadOSでは「Microsoft リモート デスクトップ」)は、Windows 10のデスクトップにリモートからアクセスできるようにするスマートフォン用アプリ。家庭向けのWindows 10 Homeには対応しておらず、主にビジネスで使われていることの多いWindows 10 Proなどのリモートデスクトップ機能を搭載するPCと組み合わせて利用できるツールだ。
たとえばオフィスにある自分のPCでリモートデスクトップ機能を有効にしておくと、本アプリをインストールしたスマートフォンからそのPCのデスクトップを表示して、いつものWindowsの画面上でPCを操作できる。自分のアカウントでログオンできるため、見慣れたデスクトップで資料の参照や編集が可能。PC上で操作した内容はPC側で処理されるので、負荷の高い作業でもスマートフォンの性能に左右されることがない、といったメリットもある。
マウスカーソル操作もタッチ操作も可。テレワークにも応用できる
リモートデスクトップ用のアプリは他にもいくつか存在するが、本アプリはマイクロソフト純正ということもあって、スマートフォンの小さい画面でも使いやすい操作性の良さが特徴。画面の好きな場所をなぞってマウスカーソルを移動させ、画面タップで左クリック、長押しで右クリック、2本指で上下左右に動かしてスクロール、というような操作方法になる。ピンチイン・アウトで画面の拡大縮小も可能だ。
マウスカーソルの操作ではなく、タッチ主体の操作に切り替えることもできる。こうすることで画面が比較的大きなタブレット端末などでは特に効率良く操作できるはずだ。iPadではMac用のマウスやタッチパッドを使った操作にも対応し、離れたところにあるPCをまるでタブレットPCやノートPCのようなイメージで活用できるようになるだろう。
単純にPCをリモート操作したり、PCに保存している資料を参照したりするのに使うのも便利だが、デスクトップPCから持ち出すのが難しいソフトウェアを会議室でデモンストレーションするようなときにも活躍しそう。ポート開放やVPNといったゲートウェイの設定も行なうことで、インターネットを経由した社外からのアクセスにも対応するため、テレワーク環境を充実させるツールの1つとしても有用だ。