てっぱんアプリ!
カウントフリーとも合わせて使いたい、通信量を最小限に抑える「GlassWire」
2018年11月16日 06:00
スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!
アプリ名: GlassWire
開発者: SecureMix LLC
価格: 無料
対応OS: Android 5.1 以上
カテゴリ: ツール
ダウンロード: Android
特定のWebサービスのデータ通信量がカウントされない「カウントフリー」や「データフリー」のプランがMVNOの格安SIMを中心に広がっている。しかしそのプランを利用していても、月末に近づくと契約しているデータ通信量をオーバーしてしまう、という人もいるはず。1段階上のデータ容量にプランを切り替えようか……と悩んでいるなら一度試してみたいのが「GlassWire」だ。
アプリごとの通信カウントをオンオフ可能
「GlassWire」は、Androidスマートフォンのアプリの通信を監視するツール。データ通信量としてカウントされるモバイル通信と、カウントされないWi-Fi通信の両方を常時記録して、アプリごとにどれくらいデータの送受信を行なっているかを数値とグラフでわかりやすく表示する。
他にもさまざまな機能を備えるが、カウントフリーのプランかどうかにかかわらず活用したい機能の1つが「Data Plan」。契約しているデータ通信量上限、カウント期間、開始日などを指定しておくことで、通信量が上限か90%に到達したとき、通知で気付かせてくれる。これだけならAndroid OS標準の機能とあまり変わらないが、特定のアプリを通信のカウントから除外できる機能をもっているのがポイントだ。
カウントフリーのプランなら、ここでカウントフリーとなっているアプリを指定することで、そのアプリ以外の通信のみカウントするようになり、実際のデータ容量の消費状況をある程度正確に知ることができる。また、任意の上限容量と期間を指定した通知パターンを複数登録しておくことも可能なので、例えば「動画アプリは1日100MBまで」「全アプリの通信は10日間で1GBまで」というような条件を設定すれば、使いすぎの防止にも役に立つ。
Firewall機能でアプリ個別の通信をブロック
アプリごとの通信量がわかるため、それを元にアプリの使用を控えたり、アンインストールしたり、といった対策も可能。だけれど、全体的な使い勝手を損なうことなく、より効果的に通信を削減したいときは「Firewall」機能が使える。アプリごとにモバイル通信とWi-Fi通信のいずれか、もしくは両方のデータ通信のオンオフをワンタッチで切り替えられ、バックグラウンドで動作するアプリの通信を防いだり、アプリ個別の通信を完全にブロックしたりできる。
もちろん、モバイル通信をオフにしておけばデータ容量の消費はゼロになる。日々の通信状況をチェックして、直接使っていないのに頻繁に通信しているアプリがあればFirewallでブロックしよう。これだけで、毎月のデータ容量に余裕ができる可能性がある。
Firewall機能を利用するには1年間560円の定期購入が必要となるが、最初の30日間は無料で試すことが可能。プラン変更で1カ月数百円〜数千円をプラスで支払う前に、通信ブロックの効果を確かめてみてはいかがだろうか。