てっぱんアプリ!

外国語表示のアプリも一発翻訳。「スクリーントランスレータ」

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: スクリーントランスレータ
開発者: LangsLab
価格: 無料
対応OS: Android 5.0 以上
カテゴリ: ツール
ダウンロード: Android

 Google 翻訳をはじめとする翻訳ツールの精度が高まり、WebブラウザーのGoogle Chromeでは自動でサイト全体を翻訳したり、部分的に選択したテキストを翻訳できたりと、利便性も向上している。ただ、一般のアプリ画面の文言は“管轄外”。ボタン上の単語など、選択やコピー&ペーストができない部分は翻訳できないのが困りものだ。「スクリーントランスレータ」はそんなときに活躍してくれる。

アプリ画面上の外国語も翻訳できる「スクリーントランスレータ」

アプリ画面や画像内の文言も読み取って翻訳

 「スクリーントランスレータ」は、あらゆる画面上の文言を翻訳できるツール。起動すると現れるポインタをドラッグして動かし、翻訳したい文言の上に合わせたまま少し待つと、翻訳後のテキストが表示されたウィンドウをポップアップする。外国語版しかないアプリのボタンなど、テキストのコピー&ペーストなどが不可能なエリアの文言を翻訳できるのがポイントだ。

ポインタを動かして翻訳したい文言に合わせるだけですぐさま翻訳してくれる
アプリだけでなくWebページも翻訳可能。自動で範囲選択するので操作は簡単

 もちろんアプリのインターフェースだけでなく、Webページの外国語テキストや、写真に写っている外国語など、画面に表示しているほとんどの文言を翻訳できるようになっている。範囲は自動選択なので、任意の1文だけ、あるいは単語だけ、といった翻訳は難しいが、ポインタを動かして次々翻訳していけるので使い勝手は良い。

Gmailで受信した英語メールも難なく翻訳
画像内の文言も認識して翻訳した

原文を音声で聞いて発音もチェック

 翻訳元の言語と翻訳先の言語はそれぞれ変更可。使用する翻訳エンジンは、Google 翻訳のほかマイクロソフトのBing翻訳なども選べる。ポップアップする翻訳ウィンドウのなかに表示される原文をタップすれば、その文言を合成音声で再生することも可能だ。

 設定画面ではその音声の再生速度も変えられるので、発音の仕方を学ぶのに役立てたり、外国語のリスニングやスピーキングの勉強に活用したりするのにも便利。これさえあれば、海外製アプリはもちろん、海外で出会った外国語の看板や食事メニューも、さっと翻訳して理解できるはずだ。

翻訳エンジンはGoogle 翻訳やBing翻訳などから選べる
合成音声の再生速度なども調節可能。外国語学習に便利