個人情報を守るために
年末年始、確定申告のために大活躍したものと言えばシュレッダーである。書類等を細切れにして廃棄するための特殊な断裁機……って説明するまでもないですな。
とりあえず、仕事上の取引や金銭上の取引を記した書類は、捨てる前にその内容を読めなくしたい拙者。もうこの世に40年以上居るので、住所氏名等々の個人情報はずいぶん漏れまくっていると思うので、今さらそーゆー基本的な事柄をひた隠しにしようとは思わない。が、いつドコで誰とどのような取引をした、みたいな情報は、万が一のコトおよび取引先のアレコレ等々を思うと、やっぱりぜひビシッと隠匿していきたいと思う。つーか単にそのほーが迷わずスッキリ捨てられるしネ。
てなわけでシュレッダーを活用した。使ったシュレッダーは小型の安物だが、安かろう断裁できなかろうという感触はなかった。むしろ小型を買ったのが失敗だと思った。使ってみるとわかるが、A4の紙を十数枚断裁したらもう満タン。断裁クズをシュレッダーから他へ移す作業が超面倒であった。その作業中、床も断裁クズで汚れるし。
あと、CD-Rの処理。以前に買ったCD-R処理マシーンは人にアゲちゃったので、CD-Rはカッターナイフで情報読み出し不可能状態にして廃棄した。枚数少なかったから良かったんですけど、多量にCD-Rを処理する必要がある人の場合、専用のCD-Rシュレッダーがあると便利なんでしょうな。
そんな経験をした後、最近になってコレを知った。おー最近ではシュレッダーでありかつCD-R処理マシンである製品が出てるのか、と。紙のタンクもデカそうで良さげ。買おうか……と思ったのだが、思いとどまった。
つーかシュレッダーは最初から大容量のもの買ったほーがイイすよ、仕事に使うなら絶対。てのは、ウチの小容量シュレッダー、「これ、要りません?」と誰彼なく言ってみても、誰も欲しがらないのである。シュレッダーを使うほどは……という人と、シュレッダーは既に使っていて“大容量のほーが便利”という件を知っている人に分かれるからだ、と思われる。中途半端なシュレッダーは、んー、処分にとても困る。シュレッダーのシュレッダーが欲しいところとも言えよう。
てなわけで、郵便物の宛名等々隠匿・廃棄用に、この中途半端な拙宅シュレッダーを少々渋々使用中なのだが、さらにこの拙宅中途半端シュレッダーの残念感を増幅する存在を知ってガックリ。
テレビで観たんですけど、東京・台東区はデザイナーズビレッジ生まれのヒジョーに便利な個人情報隠匿器具があるもよう。name-offという名で、郵便物等の宛名部をホチキスのような器具でパンチ(穴空け処分)することで、安心して廃棄できるようにするというグッズだ。あらま、ナイスアイディア!!
大がかりな書類廃棄用に大容量シュレッダー、日々の郵便物・伝票等処分用にname-off、という組み合わせで使えば良かったのかなぁ。ま、どちらにしても拙宅の中途半端なシュレッダーは役立ち具合も気持ち良さも中途半端なのであった。