スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

Googleに充電器とイヤホンとストリーミング機器を“もらった”件

Pixel 7 Proを10万730円で買ったら3万5000円のストアクレジットをくれた

 Googleの最新フラッグシップ・スマートフォンこと「Google Pixel 7 Pro」。「Pixel 7シリーズが登場したら買おう!」と狙っていたので、ズギャッと購入したのであった。購入したPixel 7 ProはSnow(白)の256GB品。価格は13万9700円だった。

「Pixel 7 Pro」には色違いでHazel、Snow、Obsidianがある。Hazelのみ容量は128GBで、価格は12万4300円。SnowとObsidianは128GBと256GBがあり、128GBが12万4300円、256GBが13万9700円となっている

 13万9700円ではあったが、“Pixel 7シリーズ10%OFFクーポン”をもらえたこと、手持ちの4年前の端末「Google Pixel 3 XL(64GB)」を2万5000円で下取ってくれたことで、支払った金額は10万730円であった。現在もPixel 7 Proを使っているが「この機能性と性能で支払額約10万円は安い」と思い非常に満足している。

 ところで、Pixel 7 Pro購入直後にGoogleから「3万5000円分のGoogle ストアクレジット」が贈呈された。Google ストアで使える3万5000円分の支払いにあてられるポイント的なもの。

 じゃあこの3万5000円で、ナニを買おうか? とGoogle ストアをチェックしてみたものの、んんんん〜あんまり欲しいものってナイかも。

 Google ストアクレジットは、Google ストアでの買い物だけで使える。Google PlayとかGoogle Payとかで使うことはできない。つまりはGoogle ストアで売られているGoogle製ハードウェアとかアクセサリー類しか買えないのであった。

 スマートフォンはもうPixel 7 Proがあるし、ケースも買っちゃってるし、ケーブル類とかも持て余しているし……ということで少々悩んだが、結局3つのハードウェアを買った。具体的には、「Google Pixel Stand(第2世代)」「Google Pixel Buds Pro」「Chromecast with Google TV(4K)」である。

支払額合計10万730円で、Google Pixel 7 Proと3台のハードウェアが手に入った。なんかGoogle ストアってやたら太っ腹な気がする

 ちなみにストアクレジットはまだ1656円残っている。さておき以降、ゲットした3種のハードウェアのうち、スマートフォンと関連性の近い「Google Pixel Stand(第2世代)」と「Google Pixel Buds Pro」に絞ってレビューしてゆきたいッ!!!

Google Pixel Standが予想外に便利

 まず「Google Pixel Stand(第2世代)」から。Qi充電対応デバイスを充電できる汎用のワイヤレス充電スタンドで、30WのUSB-C ACアダプター(PD3.0/PPS対応)および1.5mのUSBケーブル(両端USB-C)が付属する。価格は9570円。

 Qi対応デバイスは15Wでの充電に対応。一般的なQi充電器の出力は5W/7.5W/10W/15Wがあるので、Qi充電スタンドとしては最大出力となる。

 Pixelシリーズスマートフォンの場合、最大23Wでの充電に対応。Pixel 7 ProやPixel 6 Pro(要設定)だと23W充電となり、Pixel 7(要設定)だと20W、Pixel 6(要設定)だと21W、Pixel 3/3XL/4/4XL/5だと10Wとなる。iPhoneのMagSafe充電は最大15Wなので、Pixel 6以上で使うと優秀なワイヤレス充電台という印象になる。

 また、Pixelシリーズスマートフォンと組み合わせると、いろいろな機能性を発揮する。たとえばGoogle Nestに接続したデバイスのコントロールができたり、充電速度を設定したりできる。

Pixelシリーズスマートフォンと組み合わせた場合、一般的な充電スタンドにはない機能性を発揮する

 ちなみに、Pixel Stand(第2世代)は冷却ファンを内蔵しており、充電中に必要に応じてファンが回転し、スマートフォン背面に風を送っている。回転中は「ちょっとファン音が聞こえる」という感じ。↑の「充電モード」のスクリーンショット内に「静音」とあるが、この設定にするとファン音をなるべく低回転で運転させられるというわけだ。

 高出力で多機能で、なかなかおもしろげなPixel Stand。だが正直なところ「Pixel Stand買ってもあまり使わないかなぁ」と予想していた。今回買った3つのハードウェアのうち、このPixel Standは「最も必要なさそうなもの」だった。

 というのは、Pixel 7 Proはワイヤレス充電対応で、Qi充電にも対応している。なので、MagSafe充電台などでワイヤレス充電できる。俺の場合はMagSafe野郎なのでMagSafe充電台は多数持っており、Pixel Standは「興味はあるが必要ってほどではない」という存在だった。

 だがしかし、使ってみたらミョーに役立った。まずPixel 7 Proの充電が快適。当然だが置くだけで充電開始であり、充電中に熱を帯びないようにファンが回って確かにPixel 7 Proが熱くならないし、じつは底面がラバーでずっしりした重みがあるので安定感も良好。

 加えて後述の完全ワイヤレスイヤホン「Google Pixel Buds Pro」も充電できる。また、試しにiPhone 14 Pro Maxを置いたらこれも充電できた。さらに「もしかしたら?」と思って「AirPods Pro(第2世代)」を置いたらこれも充電できた。MagSafe対応ケース付きの「AirPods Pro」も充電できた。

Pixel Stand(第2世代)では「Google Pixel Buds Pro」も充電できる
iPhone 14 Pro Maxも充電できた
MagSafe充電対応の「AirPods Pro(第2世代)」なども充電できた。ただし横向きだとエラーが出るので、縦向きか斜め向きにして置く必要があるようだ

 あら便利。そして使い続けてみたら、机上の充電台のうち、このPixel Stand(第2世代)がいちばん扱いやすいような気がしてきた。

 というのは、これまで机上にあったのはMagSafe充電台のみ。iPhoneやAirPods Proを充電するには大きな問題はなかったが、セット位置がズレるとデバイスが充電台からストンと落としそうになることがあった。

 だが、Pixel Stand(第2世代)なら置けばOK。MagSafeはスマートな感じだが、Pixel Stand(第2世代)のほうがより扱いやすいワイヤレス充電スタンドだなあと思うに至った。

 なーんだ、なかなかイイじゃんPixel Stand(第2世代)。しかし「じゃあストアクレジットがなくても買った?」と問われると……ビミョーである。価格9570円ということで、Qi充電スタンドとしてはかなり高価だし、Pixel Stand(第2世代)独自の機能性は俺的にほぼ必要ないし、もっと言えばPixel 7 Proを横置きで充電できないし。まあでもとりあえず扱いやすいしけっこう便利なので、このまま使い続けようと思う。

イイじゃん「Google Pixel Buds Pro」!

 続いて「Google Pixel Buds Pro」。Android端末では音楽をほぼ聴かないので、これまでGoogleのイヤホンには興味がなかった。のだが、考えてみれば音楽や動画のサブスクリプションサービスは使っており、それをPixel 7 Proで利用するのもアリだなと思ってPixel Buds Proを手に入れた。カラーはFog。価格は2万3800円。

Pixel Buds Proのカラーは、Charcoal、Coral、Fog、Lemongrassの4色。ただしケースはややグレーのホワイトで共通品のようだ

 Pixel Buds ProはGoogleの完全ワイヤレスイヤホン。Pixel 7 Proと組み合わせると、AppleのiPhone&AirPods Proのような連携性で使える。アクティブノイズキャンセリングや外音取り込みに対応し、Googleアシスタントが利用でき、簡単なタッチ操作で音量や曲や動作モードのコントロールができる。ケースから充電でき、ケースはワイヤレス充電とUSB-C充電に対応している。ほか詳細はコチラから確認してほしい。

 で、Google ストアクレジットを使ってゲットしたわけだが、使ってみたらアラびっくり! イイじゃんこれー! 使いやすいし音も十分いいし、あと音質のカスタマイズ性もそこそこ高い。「ストアクレジットがなかったら買った?」と問われたら、たぶん「それでも買いたいイヤホンだ」と答えるだろう。

Pixel Buds Proは高機能な完全ワイヤレスイヤホンで、各種設定はOSから行う

 Pixel Buds Proを気に入った理由のひとつは操作感。イヤホン表面を前後へスワイプすると音量調節できたり、タップで曲の送り戻しや一時停止/再生ができたりして、わかりやすいしとても素直に反応してくれるしで実用的だと感じられた。Apple AirPods Proだと軸をつまんだり擦ったりして操作し、まあ慣れれば便利ではあるが、なーんかシックリとこない。Pixel Buds Proのほうがシックリ。

 あとマルチポイント機能。これは2つの端末とBluetoothペアリングできるもので、たとえばPixel 7 ProとiPhoneとペアリングでき、状況・状態によりPixel Buds Proの接続先が瞬時に切り替わる。Pixel 7 ProでPixel Buds Proを使ってYouTubeを視聴し、それを終えて今度はiPhoneで音楽を再生し始めたらPixel Buds Proの接続先が瞬時にiPhoneへと切り替わる、みたいな。

 このマルチポイントの切り替わりが小気味良い。AirPodsでもiPhoneとAndroid端末にマルチポイント的に接続できるが、状況によって切り替えに一手間かかったりする。Pixel Buds Proの場合は一瞬で切り替わって痛快。最大2台までのマルチポイント接続だからか、接続先の切り替えが高速で滞りがないのかもしれない。

 iPhoneとAndroid端末の2台持ちである俺としては、操作感もマルチポイント接続の切り替えも、Pixel Buds Proのほうがいいかもと思った次第。まあ使い方や状況によってはAirPodsのほうがイイと感じたりするとは思うが。

 いやーでもスゲくイイですわーPixel Buds Pro。AirPods Pro(第2世代)と比べると、いや比べてもあまり意味がないものの、スマートフォン巨大メーカーが作った完全ワイヤレスイヤホンとして強引に比べると、Pixel Buds Proが2万3800円で、AirPods Pro(第2世代)が3万9800円。Pixel Buds Proのほうが明らかに……と思う俺であった。

太っ腹さんには巻かれてゆきたい!!!

 いやーしかしGoogle ストアクレジットもらったからとは言え、タダでゲットしたハードウェアが「スゲくツカエる」と実感すると、いつもに増して満足感が高いモンですな。再掲するが、↓これらを手に入れて、払った額は合計10万730円。スゲい。

Google Pixel 7 Proを支払額合計10万730円で買ったら、3万5000円分のGoogle ストアクレジットを贈呈された。そのクレジットで「Google Pixel Stand(第2世代)」「Google Pixel Buds Pro」「Chromecast with Google TV(4K)」を手に入れた。しかもどのハードウェアも使用感がイイ!!! 「これでいいの? なんか罠でもあるのでは?」と思うほどの幸福感がある

 なお、「Chromecast with Google TV(4K)」だが、チョロロっと使ってみたところ、これも快適。まあ単にサブスクリプションで動画観たりしているだけだが、声でのコンテンツ検索やGoogle検索との相性が良好でストレスなく使えている。

 話が少しそれるが、Google ストアっていつもなにかしらのキャンペーンを張ってますな。先日も「あっ、また3万5000円のGoogle ストアクレジットのキャンペーンやってる!」と発見した。ほかにもいろいろ太っ腹なキャンペーンがあるようだ。

 そういったキャンペーンを知りたい場合、まあネットニュース経由でも知ることができるが、Google ストアキャンペーンサイトをチェックするのが手っ取り早い。あるいはGoogle ストアのメール設定「ニュースや最新情報」をオンにしておくとキャンペーンなどを知らせるメールが届く。

Google ストアWebサイトの右上に表示されるGoogleアカウントの「設定」からメール設定を行える
メール設定でメールマガジン的な知らせを受けるようにしておく
するとこんな情報が定期的(?)に届く。ストアクレジットの残高も知らせてくれた

 でもまあこういうメールが届くと「いまがチャンスなのか!」とか思って、買うつもりでなかったモノまで買っちゃったりするのだが。まあそれでも楽しいは楽しいのだが。ともあれ信頼できそうな筋からのよさそうな情報は、積極的にゲットしてゆきたい!!!

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。