スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

大容量・高機能モバイルバッテリーが好きっ!!!

多少重くても、頼れるデカいモバイルバッテリーだゼっ!!!

 俺の場合、最近ではそーとーの理由がない限り、10000mAh以下のモバイルバッテリーは買わないのである!!! 買うなら大容量!!! 500〜600g以上あろうと嵩張ろうと、大容量のモバイルバッテリーを躊躇なくズギャッと購入ッ!!!

 その理由は!!! 単純に電池容量が大きいからッ!!! 大容量は正義!!! 以上ッ!!!

 日常的に何がウゼぇかって、そりゃアレだ、モバイルバッテリーの電池切れ!!! 電池切れのモバイルバッテリーは文鎮化したスマートフォンと同等に絶望的存在ッ!!! ダメだダメだダメだ!!! モバイルバッテリーの電池切れはダメだッ!!!

 だが大容量モバイルバッテリーの場合はなかなか電池切れにならねえ!!! 久々に使おうと引っ張り出して電池残量見ても、ウホッ60%くらい残ってる♪ もともと大容量なので自然放電とかしてもiPhone何回か充電できる容量が残ってて「また電池切れかよク○ッタレ!!!」とイラつくことが僅少なのがジョリーグッド♪

 また、大容量モバイルバッテリーは、コンパクトで持ち運びやすいフツーのモバイルバッテリーよりも、バッテリー自体を充電する回数が少なくなるのもイイ!!! 同じ回数充電して寿命が来るとすれば、大容量モバイルバッテリーの方が長寿。同じ用途に使った場合、大容量モバイルバッテリーが寿命を迎えるまでには、フツーのモバイルバッテリーは何度も買い替える必要が出る!!! 大容量モバイルバッテリーのなんかこーエコな心を逆撫でしない長〜くツカエル感が好きなんだよぉ〜アニキ!!!

 だが大容量であるだけではダメだッ!!! なるべく高機能であってほしい!!! たとえばDC出力!!!

 モバイルバッテリーの出力は、フツーはUSBで5Vだけ!!! でも時々「ここから9Vとか12Vとか出てれば他の用途にも使えるのにぃ〜」とか思う俺!!! モバイルバッテリーでDC出力が使えたら超便利と考えて止まない俺ッ!!!

 なので、モバイルバッテリーを購入する場合は、10000mAhをどーんと超える容量で、さらにはUSB 5V以外の電圧も出力できるような高機能なものを選択!!! と、今回はそんな話であり、以降、俺が好んで使う大容量・高機能モバイルバッテリーをいくつかご紹介〜♪

それはANKERのAstro Proモバイルバッテリーから始まった

 大容量・高機能モバイルバッテリーに目覚めたきっかけは、2015年に5999円で購入したANKER「Astro Pro」。容量15000mAh/3.7Vで、Anker PowerIQに対応しているモバイルバッテリーだ。出力は、充電用USBポート×2とDC出力×1。

 大容量モバイルバッテリーでありつつ、DC出力付き。USB出力は合計4.5Aと安心感のある仕様だ。そしてDC出力は、9V/2Aと12V/1.5Aの2つの電圧を出せる。

 USB出力もDC出力も同時に利用できるので、たとえば自転車に乗りつつスマートフォンを充電しつつ電源外付けのヘッドライト(中国製の8.4V程度で超明るく光る自転車用ライトとか)を点灯させられる。実際そんなふうな使い方もしたわけだが、「なるほど汎用のDC出力があるとモバイルバッテリーの活用幅がガーンと広がる!!!」と、このAstro Proで痛感したのであった。

 ちなみに、Astro Proより大容量の後継機種が発売されたりもしたが、現在は生産完了? 本家のページには「Astro Pro 20000mAh Portable Charger」として製品情報は残っているが……残念!!!

ジャンプスターター系も案外イイ

 次に買ったのは、大容量・高機能モバイルバッテリー……ではなく、ジャンプスターター。バイクやクルマのバッテリーが上がった時、クルマなどに接続して緊急的にエンジンをかけるためのバッテリーですな。Patech「3in1 ジャンプスターター」という製品で、2016年に6580円で購入。

 ノートPCへの充電にも対応する付属品たっぷり付きのジャンプスターターで、5V/2.1AのUSBポート×2を搭載。さらに12V/16V/19VのDC出力もあり、ノートPCへの充電にも対応する。

 そーんなには大容量のバッテリーではないが、あるかもしれないクルマ・バイクのバッテリー上がり対策に念のため買ったこのジャンプスターター。死蔵するのもアレなので、モバイルバッテリーとしても汎用DC電源としてもちょこちょこ使っていた。

 多用したのが12VのDC出力。自動車用の電装品って(トラック用24V品を除けば)みんなDC12Vで動くので、そういうモノをテストしたりする時に使用。

 そして、去年にクルマのバッテリーが上がった!!! このジャンプスターターの購入から3年を経て、初めて本来の使い方をすることに!!! 結果!!! 全然!!! 役に立たなかったッ!!!

 クルマのエンジン付近からカチッと音がするだけ。電流不足? 購入後、3年経って「ジャンプスターターとしてちっともツカエねえ」ということが判明し、非常にモヤモヤした気分に。でも全然寿命が来る気配がないので、現在でも時々使っている。

 てゅーか、最近のジャンプスターターの多くに、スマートフォンなどを充電できるUSB出力がある。ので、災害時用備品的な汎用大容量モバイルバッテリーとして、多機能なジャンプスターターを買うというのも、クルマやバイクのユーザーにとってはイイかもしれない。

ノートPC対応の大容量・高機能モバイルバッテリーがスゴ〜い♪

 スポーツタイプの電動アシスト自転車ことe-bikeを愛用している俺だが、ふとe-bikeに新たな電装品を装着したくなった。たとえばドライブレコーダーだったり明るいライトだったり。

 e-bikeからは電源も一応取れたりするが(車種による)、e-bikeから電源を取ると車体への配線が必要だったり、電装品を取り外す時に手間がかかったり。そこで電装品の電源を大容量・高機能モバイルバッテリーにしようと考え、去年購入したのがaceyoonブランドのモバイルバッテリーだ。去年に9998円で購入。

 容量20000mAh/3.7Vのモバイルバッテリーで、重さは540g。出力用USBポートはUSB-A(5V/2A)とQC対応USB-A(5V/3A・9V/2A・12V/2A)とPD対応USB Type-C(5V/3A・9V/3A・12V/3A・15V/3A・20V/3A)で、DC出力ポートもある。ノートPCへの充電を重視して作られた製品で、付属のDC変換プラグが38種類も付属している。

 で、このDC出力の仕様がけっこうイカシてる。DC出力電圧は5V/9V/12V/15V/16V/19V/19.5V/20V/24Vに変更可能。出力電流は5V/9V/12V/15V/16Vで最大6A、19V/19.5V/20V/24Vで最大5A。5V/9V/12Vで最大6Aも使えるあたりは俺的用途にピッタリ&バッチリである。

 しかし540gもある。ペットボトル飲料1本分ちょいという重さで、モバイルバッテリーとしてはけっこう重め。なのだが、USB出力は何でも来いって感じの仕様だし、DC出力可能な汎用バッテリーとしても頼りがいがある。

 コレはイイ!!! と思って反射的に追加購入しようとした……が、大容量モバイルバッテリーは長保ちするので、2台は持て余しそうだな〜と思ってヤメておいた。そしたら現在は1万2000円くらいに値上がり。……もう1台買っておくべきだったのか!?

 なお、このモバイルバッテリーでのe-bike電装品使用だが、いい感じで行えた。明るいライト点灯しつつスマートフォンも充電しつつ、追加のテールランプも点滅。快適である。

850gもある大容量・高機能モバイルバッテリーは……どうなのか?

 最後に、この夏に購入したKrisdoniaブランドの大容量・高機能モバイルバッテリー。容量は50000mAh/3.7Vで、USB出力はQC対応USB-A×2(それぞれ5V/9V/12V・最大3A)とUSB Type-C(5V/9V/12V・最大3A)で、DC出力の電圧は5V/9V/12V/16V/19V/20Vに切替可能。DC出力の最大電流は5V/9V/12Vが3Aで、16V/19V/20Vが4.7Aとなっている。これもノートPCへの充電を想定したモバイルバッテリーだ。50000mAh/3.7Vという容量にクラリとキて、思わず購入。1万4999円だった。

 これ、質量がこれまで購入したモバイルバッテリーの中で最も重い850gもある。タブレット端末より重い感じ。

 バッテリーとしての使用感は、大容量・高機能なので高満足度。容量もバッチリ。かな〜り長い付き合いになりそうだ。

 だが、モバイルバッテリーとしては……モバイルとは言えない感じ? みたいな。

 このテの大容量・高機能モバイルバッテリーは、必ずと言っていいほど専用の充電用ACアダプターが付属する。また、DC出力用ケーブルやDC出力変換コネクターも付属。このモバイルバッテリーの場合、付属の専用ケースに付属品一式が一応収まり、それを持ち出せば出先での充電や給電も安心。なのだが、一式合わせた重さは1kgオーバー。やっぱり重い。

 でもクルマでの移動やキャリーバッグを使っての出張などなら「一応持って行こうかな」と思える重さでもある。バッグの中に入れて手荷物として常時携帯するには重過ぎというわけ。

 一方で安心感は抜群。何しろこの容量で、一応は携行できる。また緊急時用の持ち出しバッテリーとしても役立ってくれそうだ。

 てな感じの俺的大容量・高機能モバイルバッテリー考。↑この最後の製品は、その重さから、正直に言ってあ〜んまりオススメではない。

 だが、フツーのモバイルバッテリーを持っていて、緊急時なども視野に入れて「もう1個買っておこうかな」と思うなら、容量からくる安心感もあるので、ぜひ大容量モバイルバッテリーをオススメしたい。また、汎用性を考えるなら、DC出力アリで出力電圧切替が可能なものもチェックしてみてほしい。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。