法林岳之の「週刊モバイルCATCH UP」
ついに日本上陸! 「Mi Note 10 Pro」から見えるXiaomiの本気度
2020年1月24日 06:00
国内のモバイル市場が大きく変化した2019年。その最後を飾る形で、日本市場に参入したのが中国の「Xiaomi(シャオミ)」だ。年末も押し迫った12月に、日本向け第一弾となる「Mi Note10」「Mi Note10 Pro」が相次いで発売された。筆者は昨年12月末まで待ち、「Mi Note10 Pro」を購入したので、レポートをお送りしよう。
ようやく日本市場に参入
昨年、世界のスマートフォン市場では、サムスンがトップシェアを確保し、取引制限を受けながらもファーウェイが2番手をキープ。以下、アップルやOPPO、Vivoなどが続いている。こうしたグローバルでスマートフォンのビジネスを展開するメーカーの多くは、日本市場にも端末を供給しているが、市場規模などを考慮してか、日本市場に参入していないメーカーもある。そんなメーカーのひとつが「シャオミ(Xiaomi)」だ。
シャオミは2010年に中国で創業したメーカーで、2010年代前半には中国市場で急成長し、一時は中国でシェアNo.1、グローバルでもトップ3を争うところまで、規模を拡大した。同社が急成長した背景には、デザイン性の優れた端末を比較的、リーズナブルな価格で販売したこと、オンライン販売に特化したセールスを行なったこと、アップルを模倣したプロモーションを展開したことなどが挙げられている。
この当時から国内でも『ポストiPhone』的な位置付けとして、シャオミの日本市場参入を期待する声が挙がっていたが、残念ながら、日本市場への参入は見送られてきた。参入を見送った理由としては、特許などの知財関係で参入できなかったという指摘もあれば、中国市場やグローバル市場に比べ、日本市場は規模が小さいと判断されたといった見方もあったが、おそらく日本市場がシャオミの戦略に合わなかったことが挙げられる。
というのも日本市場は元々、各携帯電話会社が販売するキャリアモデルがほとんどを占めており、中国市場では通販でSIMフリースマートフォンを展開していたシャオミとして、戦いにくかったことが挙げられる。仮に、国内の主要3社と取引をするともなれば、日本法人の体制を整える必要があるが、シャオミとして、そこまでのリソースは割けないと判断していたのだろう。
ところが、ここ数年、日本でいわゆる「格安SIM」「格安スマホ」が認知され、SIMフリー端末を扱うオープン市場が徐々に拡がってきたことで、シャオミとして、ビジネスが展開できそうな環境になってきたと判断したようだ。特に、昨年10月に電気通信事業法が改正され、端末の購入と回線の契約が分離され、端末購入補助も2年間、制限されることになったため、参入しやすい環境になったことも関係している。
もうひとつの背景としては、一昨年来、米中貿易摩擦の影響でファーウェイがグローバル市場での展開を制限されていることもあり、逆にファーウェイが中国国内での販売に今まで以上に注力しており、その結果、シャオミをはじめとしたライバルメーカーはシェアを落とし、グローバル市場やアジア市場に活路を見出そうとしていることが挙げられる。ちなみに、関係者によれば、中国でのファーウェイのシェアは50%近くに達しており、シャオミだけでなく、OPPOやVivoなど、ライバル各社は同じような状況にあるという。
さらに、シャオミ自身のビジネスモデルが変化してきたことも関係している。前述のように、シャオミは元々、スマートフォンのメーカーとして創業したが、2010年代半ば以降、後発メーカーに押されていたこともあり、IoT家電やアクセサリー、ステーショナリーなどにも注力し始めたり、ネット専売から直営店や家電量販店での扱いに切り替えるなど、体制を変化させている。
アジア圏を旅行した人は見かけたことがあるかもしれないが、都市部にシャオミの「Mi」のロゴを掲げたショップを展開しており、スマートフォンだけでなく、モバイルバッテリーやケーブル、バッグ、ドローン、自転車に至るまで、さまざまな商品を展示、販売している。ちょうど日本の無印良品のような商品ラインアップを展開していると考えてもらえれば、イメージしやすいだろう。つまり、シャオミとしては単にスマートフォンメーカーとしてではなく、総合家電メーカー的な存在を目指して、さまざまな展開を図ろうとしているわけだ。今回の日本向け発表会でもIoT炊飯器などが投入されることが発表されている。
そんな背景がある中、今回、日本上陸第一弾として発表されたのが「Mi Note10」「Mi Note10 Pro」になる。チップセットや画面サイズなど、基本仕様は共通だが、RAM/ROMの容量、メインカメラのレンズの枚数などが異なる。価格は「Mi Note10 Pro」が6万4800円(税別)、「Mi Note10」が5万2800円(税別)となっている。筆者は発表時の事前貸出を受けられなかったため、AmazonでMi Note10 Proを注文し、発売日の昨年12月23日に発送され、昨年末から試用を開始した。
前後面共にラウンド仕上げのボディ
まず、外観からチェックしてみよう。ボディは前後面共に湾曲した形状で、両面共にGorilla Glass 5を採用することで、高級感のある仕上がりとなっている。手に持ったときのフィット感は良好だが、湾曲した側面の先端部分がライバル機種に比べ、やや厚みがあり、ボディの薄さが9.67mmとスタンダードクラスだ。重量は208gで、こちらは少し重めの印象は否めない。ちなみに、防水防塵には対応していない。
ディスプレイはフルHD+対応6.47インチ有機ELディスプレイを搭載する。スペックとしては明るさが600nit、コントラストは40000:1となっており、色域はDCI-P3に対応し、HDRディスプレイにも対応する。前述のように、ディスプレイの両側面が湾曲したデザインを採用しており、本体前面のほとんどをディスプレイが覆っている。ディスプレイ上部には後述するインカメラが内蔵された水滴型ノッチがデザインされている。発色や視野角は良好で、独TUV Reinlandによるローブルーライトモードにも準拠し、連続利用時の眼への負荷を減らす仕様となっている。
セキュリティについてはディスプレイ内蔵指紋センサー(光学式)による指紋認証、インカメラを利用した顔認証に対応する。顔認証は「2D顔データ」と表記されており、似た顔などで解除されてしまうため、セキュアに使いたいときは指紋認証の利用がベターだ。ちなみに、一般的なパターン、PIN、パスワードによるロックも可能なほか、Bluetoothデバイスによるロック解除にも対応する。
チップセットは米Qualcomm製Snapdragon 730Gを採用し、RAM 8GB、ROM 256GBを搭載し、外部メモリーカードは非対応となっている。先に発売された「Mi Note 10」はRAM 6GB、ROM 128GBとなっている。発表会ではソニーのXperia 5やサムスンのGalaxy S10+などと比較して、価格がリーズナブルであることがアピールされていたが、これらの端末が搭載しているのはSnapdragon 855であり、これに比べ、Snapdragon 730Gはひとつ下のシリーズのチップセットに位置付けられる。パフォーマンスとしては特に申し分ない印象だが、LTEのスペックはSnapdragon 855が受信時最大2GbpsのCat.20対応であるのに対し、Snapdragon 730Gは受信時最大800MbpsのCat.15対応であるなど、仕様面では1クラス違っている。
バッテリーは5270mAhと、このクラスとしてはかなりの大容量のリチウムポリマーバッテリーを搭載する。本体が重い要因のひとつだが、連続稼働時間を求めるユーザーには心強い。充電については同梱の30W ACアダプター接続することで、バッテリー残量がゼロの状態から、65分で100%まで充電できる。ワイヤレス充電などには対応していないため、充電は本体下部のUSB Type-C外部接続端子を利用する。
ソフトバンクのSIMカードは種別を要確認
SIMカードはnanoSIMカードを2枚、装着できるデュアルSIMに対応し、デュアル4G、デュアルVoLTEに対応するが、対応する通信事業者などについての情報は開示されていない。今回試用した範囲ではNTTドコモとauのSIMカード、両社のネットワークを利用したMVNO各社のSIMカード、楽天モバイル(MNO/無料サポータープログラム)のSIMカードでは利用できたが、ソフトバンク網を利用するSIMカードについては少し注意が必要だ。
まず、ワイモバイルのSIMカードについては、出荷時にAPNの設定があり、問題なく利用できる。ソフトバンク網を利用したMVNOのSIMカード(今回はmineoのSプランで試用)もAPNを手動で登録すれば、問題なく利用できた。
ところが、ソフトバンクのSIMカードについては「マルチUSIMカード」と呼ばれるSIMカードでなければ動作しないようで、筆者がAndroidスマートフォンで契約している回線のSIMカードは認識されるものの、APNを選んでもデータ通信が利用できなかった。
この問題はソフトバンクがさまざまなSIMカードを次々と発行してきたことにも原因があるが、同様のSIMカードは他のSIMフリースマートフォンで動作しており、シャオミとして、ソフトバンク側への情報提供、もしくは情報交換が不十分だった可能性も考えられる。いずれにせよ、ソフトバンクの回線を契約するユーザーが利用するときは、SIMフリー端末でも動作するSIMカードであることをソフトバンクに確認することをおすすめしたい。
Android 9ベースの「MIUI 11」を搭載
プラットフォームについてはAndroid 9ベースの「MIUI 11」を採用する。ファーウェイやOPPOなど、中国の端末メーカーはAndroidプラットフォームを採用しながら、そこに独自のユーザーインターフェイスを追加することで、ユーザビリティを向上させようとしているケースが多い。こうしたUIのカスタマイズは、一般的なホームアプリよりも大きくユーザーインターフェイスを変更することになるため、メーカーごと、製品ごとに使い勝手が大きく使い勝手が違ってくる。
MIUI 11については、ホーム画面にインストールされたアプリが並び、最下段のDock部分に[電話]や[Chrome]、[カメラ]などの固定したアプリがレイアウトされる。ホーム画面を右方向にスワイプすると、「ショートカット」や「おすすめ」、「高度なツール」などが並んでおり、iPhoneのiOSに似せている印象だ。
ホーム画面の上方向で「検索」(出荷時はブラウザ)が表示されたり、[設定]画面が独特の配列が表記になっているなど、一般的なAndroidプラットフォームのユーザーインターフェイスとは少し操作が異なるため、戸惑ってしまうユーザーが居るかもしれない。
日本語入力についてはAndroidプラットフォーム標準の「Gboard」が搭載されている。独自の[セキュリティ]アプリによるセキュリティスキャンやクリーナー、バッテリーのチェック、スピードブースト(メモリーのクリア)などの機能も用意される。[カレンダー]や[天気]、[Mi電卓]、[コンパス]、[スキャナー]など、標準的な機能もシャオミのオリジナルアプリがプリインストールされている。
また、アラーム音が週ごとに変わったり、壁紙が1日の中で少しずつ変化したり、常時オンディスプレイでの通知表示をビジュアルなエフェクトで表示するなど、実際にユーザーが使っていくうえでの楽しみがいくつも用意されている。
1万800万画素イメージセンサーを含むAI対応5眼カメラ
スマートフォンのカメラ機能はグローバル市場でも競争がさらに激化しているが、今回の「Mi Note10」「Mi Note10 Pro」には現時点でもっとも高画素となる1万800万画素のイメージセンサーを含むAI対応5眼カメラが背面に搭載されている。
本体の上部側から順にチェックしてみよう。まず、もっとも上部側に搭載されているのは500万画素イメージセンサーとF2.0のレンズによる望遠カメラで、4軸光学手ぶれ補正を搭載し、10倍ハイブリッドズーム、50倍デジタルズームを利用できる。2番目は1200万画素イメージセンサーとF2.0レンズによるポートレートカメラで、イメージセンサーはデュアルピクセルによる高速オートフォーカスが利用できる。
そして、上から3つめが1億800万画素イメージセンサーとF1.69のレンズによる超高解像度カメラで、センサーサイズはスマートフォン用で最大クラスの1/1.33インチ、4軸光学手ぶれ補正を搭載する。ちなみに、この超高解像度カメラに搭載されるレンズはMi Note10が7P(7枚構成)であるのに対し、Mi Note10 Proは8P(8枚構成)となっている点が両機種の違いとなっている。
本体上部から4つめのカメラは2000万画素イメージセンサーとF2.2レンズによる超広角カメラで、FOV(Field Of View/画角)117度のワイドな撮影を可能にしている。本体上部からもっとも離れた位置にあるのが200万画素のマクロカメラで、接写に対応する。
外側カメラの構成は、国内向けに販売されるスマートフォンに搭載されるカメラとして、もっともハイスペックであり、シャオミとしてもカメラ性能の高さを強くアピールしている。注目の1億800万画素センサーはサムスン製の「Samsung HMX」で、カメラアプリで[108M]を選ぶと、最大解像度(12032×9024ピクセル)で撮影される。それ以外の時は4つの画素を1つの画素として利用する「4-in-1スーパーピクセル」機能を使い、より多くの光を取り込み、明るく撮影できるようにしている。
このときの解像度は1/4になるため、2700万画素相当になる。1億800万画素の性能をフルに活かした12032×9024ピクセルという最大解像度は4Kの12倍に相当し、撮影した写真の一部を切り抜いて利用できるなど、応用範囲は広いが、スマートフォンのカメラとして、ここまで必要なのかどうかはまだ未知数だ。
カメラの撮影機能としては、AIによるシーン検出にも対応し、27種類の被写体に合わせた撮影ができる。ポートレートの背景ぼかしをはじめ、AI美顔やAIスマートスリムなどの補正などもある。
50倍デジタルズームを活かした「ムーンモード」もあるが、残念ながら、HUAWEI P30 Proで撮影したような月の模様(いわゆる「ウサギの姿」)まで捉えることはできず、画像処理などを含め、まだ物足りない面も残った。
ディスプレイ上部の水滴型ノッチには、3200万画素センサーとF2.0レンズによるセルフィーカメラが内蔵されている。超高解像度カメラと同じように、「4-in-1スーパーピクセル」機能に対応し、撮影時の機能も「パノラマセルフィー」「手のひらシャッター」などが搭載され、効果や補正については「顔認識」「年齢認識」「AI美顔」「AIスタジオ照明」「AIメイク」「AIプチ整形」などが用意される。
「Mi Note10 Pro」「Mi Note10」からうかがえるシャオミの本気度
スマートフォン専業のメーカーとしてスタートし、一時はグローバル市場でシェアの上位争いをくり広げるなど、注目度が高かったシャオミ。2019年末にようやく日本市場に上陸することになり、その第一弾のスマートフォンとして、「Mi Note10」「Mi Note10 Pro」が発売された。このモデルは元々、中国や一部のグローバル市場向けに発表された「Mi CC9 Pro」というシリーズをベースに、日本向けのローカライズを行なった製品として仕上げられている。
冒頭でも説明したように、シャオミは当初、中国市場やグローバル市場で大変高い人気を得たメーカーだったが、近年はスマートフォンでやや苦戦が続き、ビジネスの領域をIoT家電やアクセサリー、IT関連製品などにも拡大し、ビジネスモデルを変えようとしつつある印象だ。
そんなタイミングで日本市場にスマートフォンで参入してきたことについて、シャオミは「日本市場で認められ、信頼を得ることが中国市場やアジア市場、グローバル市場でのアピールにつながる」としている。同様の意向はファーウェイやOPPOなども示しているが、今回の日本上陸の流れを見ると、正直なところ、「このままでは日本市場で戦うのは難しいのでは?」と考えてしまう。たとえば、「Mi Note10 Pro」「Mi Note10」はいずれも魅力的なモデルだが、防水防塵に対応しておらず、重量もやや重めで、ユーザーインターフェイスもやや独特だ。ファーウェイやOPPOなど、海外製品に慣れ親しんだユーザーは楽しめるかもしれないが、あまり経験の多くないユーザーは使い勝手に少し戸惑いそうだ。価格は「Mi Note10 Pro」が6万4800円(税別)、「Mi Note10」が5万2800円(税別)と、ミッドハイクラスの価格設定になっている。
同じ価格帯にはSIMフリーで「AQUOS sense3 Plus」(シャープ)や「HUAWEI P30」(ファーウェイ)などがあり、各携帯電話会社のラインアップでも「Xperia 8」(ソニー)などの魅力的なモデルが豊富に揃っている。長らくシャオミを待ち望んでいたユーザーなら、「Mi Note10 Pro」「Mi Note10」を選びそうだが、フラットに見てしまうと、これらのモデルを大きく上回る要素を見いだせない限り、なかなか「Mi Note10 Pro」「Mi Note10」を選びにくいだろう。
また、国内で販売されているスマートフォンの内、各携帯電話会社が販売するモデルはドコモショップなどのキャリアショップ、SIMフリー端末の多くは家電量販店で実機を試すことができる。これに対し、「Mi Note10 Pro」「Mi Note10」はいずれも今のところ、Amazonのみでの販売となっており、発表会で試用した関係者以外は実質的に実機に触れる機会がほとんどない。当初、中国市場では通販のみでシェアを伸ばした同社の手法に倣ったのかもしれないが、現在の日本市場において、この手法でセールスを伸ばすことはかなり難しいだろう。
もうひとつおまけを付け加えておくと、12月に催された発表イベントもなかなか厳しい内容だった。本誌の発表会記事をはじめ、各媒体のニュース記事の写真を見てもらえば、わかるかもしれないが、発表会場はプレゼンテーションを投影するスクリーンの位置が低く、前列に座る人の頭で遮られ、プレゼンターもスクリーン前に立つため、プレゼンテーションの内容の一部が見えず、肝心の内容がわからないケースが数多く見受けられた。本誌を含め、多くの媒体に掲載されたプレゼンテーションの写真にいろんな映り込みがあるのは、そういった理由によるものだ。
さらに、発表会開始時、メディア向けの情報解禁の時間を発表会終了後とアナウンスしながら、発表会中にTwitterの公式アカウントで、「シャオミのファン」と呼ばれる人が発表会の様子を自由につぶやくという演出を行なったため、質疑応答の時間にメディアから「こういうやり方はいかがなものか」とたしなめられる一幕もあった。ソーシャルメディアを使って盛り上げたい気持ちは理解できるが、「記者発表会」と銘打ちながら、報道対応が不十分だったことで、多くのメディア関係者を落胆させてしまった感は否めない。
「郷に入っては郷に従え」ということわざがあるように、どんな製品であっても参入する市場に合わせ、ローカライズをするが、今回の「Mi Note10 Pro」「Mi Note10」は『日本語化』や技適の取得といったローカライズができているものの、本当の意味で市場に合わせた取り組みができているかというと、やや疑問符を付けざるを得ないというのが率直な感想だ。製品そのものの仕上がりは十分なレベルにあるが、価格設定や販売ルート、プロモーションなど、日本市場で『売る』ための取り組みが十分ではなく、シャオミの本気度が今ひとつ感じられなかった。同社は今後も継続して、日本市場に製品を投入するとしており、これからの展開もしっかりとチェックしていく必要がありそうだ。