三井公一の「スマホカメラでブラブラ」
「Pixel 10」のカメラを徹底チェック、無印モデルが一番おススメか
2025年9月9日 00:00
8月下旬にグーグルのAndroid端末「Pixel 10」シリーズが発売した。折り畳み型の「Pixel 10 Pro Fold」は10月にリリースとなるが、「Pixel 10」、「Pixel 10 Pro」、「Pixel 10 Pro XL」は順調な滑り出しで多くの人の手に渡っているようだ。
今回はその中のベーシック機「Pixel 10」の写りを試そうと思う。端末の詳細や価格、詳細スペックなどは、本誌別記事を参照いただきたい。
3つになったカメラ
今まで2つのアウトカメラを搭載していたベーシック機だが、今年の「Pixel
10」から3つになった。センサーサイズが小さくなったが、撮影できる範囲が大幅に広がったのでユーザーにはうれしいバージョンアップと言えるだろう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 広角カメラ | 4800万画素Quad PD、F値1.7、センサーサイズ1/2インチ |
| 超広角カメラ | 1300万画素Quad PD、F値2.2、画角120度、センサーサイズ1/3.1インチ |
| 望遠カメラ | 光学5倍、1080万画素Dual PD、光学式手ぶれ補正機能付き、F値3.1、センサーサイズ1/3.2インチ、最大20倍の超解像ズーム |
「Pixel 10」の描写はいかに?
それぞれの写る範囲はこのとおり。
出力は1200万画素になる。写りはどの画角も良好で、超広角からデジタルズーム域まで鮮明な写真を撮影できる。実に素晴らしい。
「Pixel 10」でブラブラ実写スナップ
使用感は前回インプレッションしたフラッグシップ端末「Pixel 10 Pro XL」と同等だ。キビキビとした動作がスナップ撮影に好適である。
電源スイッチのダブルクリックで瞬時に立ち上げるカメラ機能はシャッターチャンスに強い。超広角から望遠まで、スッキリとした絵作りは好ましく感じた。 AIを活用した「カメラコーチ」ももちろん利用可能だ。前回の記事を参照していただきたい。
「Pixel 10」まとめ
今回の「Pixel 10」シリーズの中で、一番オススメの機種はこの「Pixel 10」かもしれない。3カメラ化は撮影の幅を大きく広げてくれ、超広角から望遠まで撮影が存分に堪能できる。しかも高画質なデジタルズームで超望遠域もなかなかの画質なのがスゴい。 動作速度もキビキビとしており、カメラ以外の動作も満足いくものであった。
また利便性を高めてくれる「Pixelsnap」対応もいい。「MagSafe」互換のさまざまなアクセサリーも使えるので、サポート、充電など撮影がより楽しく便利になった。 価格も「Pro」シリーズよりもお手頃なので多くの人にオススメできる端末となっている。

























