みんなのケータイ

 12月1日にドコモポイントがdポイントに切り替わった。dポイントは、共通ポイントとして、ローソンやマクドナルドなどリアルな店舗でも貯めたり、使ったりできる。ドコモ版のXperia Z5を使っている筆者も、さっそくカードをローソンでもらい、利用している。

Xperia Z5にはdポイントアプリも内蔵されており、アプリをアップデートすると利用可能になる
dポイントカードは、ローソンのレジ前に置いてあった

 自宅の1階がローソンで、事務所の近所にも最近ローソンができた自分にとっては、ポイントを貯めやすいのがメリット。元々はPontaを貯めていたのだが、dポイントなら、dデリバリーや新たに始まった「dケータイ払い+」でも支払いに利用できる。この2つのサービスは比較的利用頻度が高く、ローソンでも使えるため、少なくともポイントを死蔵させてしまうことはなさそうだ。

 キャンペーンは数々あるが、中でもメリットが大きそうだと思ったのが、dケータイ払い+でのポイント付与。本来は100円で1ポイントつくところが、1月31日まではポイントが10倍になっている。つまり、10%のポイント還元ということ。dケータイ払い+には、ソニーストアも対応しているため、Xperia Z5に関連した製品も買える。

dケータイ払い+対応店舗では、貯まったdポイントが使える
ポイント10倍キャンペーンが実施されており、非常にお得だ

 ということで、さっそくソニーストアをのぞいてみた。前々から、ノイズキャンセルとハイレゾの両方に対応したイヤホン「MDR-NC750」を購入しようと思っていたからだ。Xperia Z2から搭載されてきたノイズキャンセリング機能だが、イヤホンが限定されており、これまで発売されていたものは、必ずしも音質がいいとは言えなかった。そのため、飛行機などに乗るときだけ、イヤホンをわざわざつけかえていた。

MDR-NC750。現状で対応しているのは、Xperia Z5シリーズのみ

 このMDR-NC750は、ハイレゾにも対応しており、発表会などで試した限りでは、音質もまずまずといったところ。より高価なイヤホン、ヘッドホンにはかなわないが、そこそこの音質でノイズキャンセリングまでできるというのが特徴となる。これを使えば、わざわざ飛行機に乗るときだけ、ノイズキャンセリング対応のものに変える必要はなくなりそうだ。

 ソニーストアでクーポンを駆使したところ、価格は9000円弱まで下がった。貯まっていたdポイントを使って、これが約8000円に。ここに、10%のdポイントがつき、約800ポイントもらうことができた。クーポンが3枚も適用できたこともあって、価格は他の店舗を大きく下回っており、満足度が高い買い物ができたと思っている。ただ、実はソニーストアに在庫がなく、発送日は未定。本稿執筆時点では、まだ手元に届いていないのだが……。

ソニーストアのクーポンを使いまくった結果、価格は9000円を切ってしまった

 話をdポイントに戻すと、自分の生活圏ではポイントを貯めやすく、使い道もそれなりにある半面、少々不便だと感じていることもある。dポイントカードが、おサイフケータイに対応していない点だ。ローソンやマクドナルドではiDを使うことも多々ある、その際にもプラスチックカードをわざわざ財布から出さなければならない。Pontaはおサイフケータイに対応しており、端末を置くだけでポイントの取得から決済までを行えたため、これではある種の“後退”だ。

 共通ポイントという観点で見ると、まだ加盟店が少ないのもデメリット。クレジットカード機能のついたdカードを作ってしまえばいい話かもしれないが、自分はANAのマイルを貯めている関係もあり、支払いはそちらに集中させている。現金決済のときでも、もう少し気軽に貯められるとうれしいのだが……。この辺の印象は、生活圏や生活スタイル、普段利用するサービスによっても異なるところかもしれないが、少なくとも共通ポイントを目指すのであれば、今発表されている店舗だけでは物足りなさが残る。

 もっとも、ドコモでは、おサイフケータイ版の開発を進めており、加盟店を増やす意向もあるという。より利便性が上がるよう、今後のがんばりに期待したいところだ。