みんなのケータイ

 総務省による、料金値下げタスクフォースの議論がきな臭い方向に向かいつつある。このままだと、かつてのモバイルビジネス研究会で議論されていた「端末代金と通信料金の分離」と同じ道を辿ってしまいそうな雰囲気だ。

 おそらく、2016年からは、端末の割引価格に上限が設定され、消費者は今よりも高い金額で端末を購入することになるだろう。この仕事をしていると、端末価格の高騰はかなりのダメージを受ける。新製品は実際に日常生活で使ってみないことには善し悪しがわからないが、端末価格が上がるとなると、気軽に購入できなくなってしまう。

 そんな中、NTTドコモがポイントサービスを改定し、12月から「dポイント」に生まれ変わった。これまで、キャリアのポイントサービスは、あまり気にしていなかったが、よくよく考えると、NTTドコモのポイントは工夫をすれば、思いっきりたまる。今後のことを考えて、積極的にポイントをためていくことにした。

 もともと、DCMXのゴールドカードを持っていたのだが、ゴールドであれば、NTTドコモの通信料金は10%分のポイントが貯まる。これはかなり大きいということで、自宅の“なんとかバリュー”として組んでいた光インターネット回線がちょうど2年経っていたということで解約。「ドコモ光」にして、固定インターネット回線もNTTドコモにしてしまった。

 dカードGOLDの場合、年間の利用額が100万円以上なら1万円分、200万円以上で2万円分のケータイ購入優待券がもらえる。さすがに200万円以上を達成するのは厳しいが、100万円であれば、通信費や交通費、水道代や電気代、経費なんかをまとめまくれば達成できない数字でもなさそうだ。

 街中でも積極的にdカードを使うために、1年前に発売された「おサイフケータイジャケット」も購入。ローソンではdカードGOLDを提示して、ポイントを貯めつつ、それ以外のコンビニではiPhone 6sに装着したおサイフケータイジャケットで、いつでもどこでもササッと取り出して、iDで決済できるようにもしてみた。

 おサイフケータイジャケットは、iDに関しては、dカードを契約している回線のSIMカードを挿したiPhoneからでないと初期設定ができないという不便さがあったが、一度、設定してしまえば問題ない。iDだけでなく楽天EdyやANAのSKiPサービスも使えるのでかなり便利だ。来年、iPhoneの次期モデルが出ても、おサイフケータイジャケットを付け替えるだけで良いので、移行も楽だ。もっと早く使っていれば良かったと後悔したほどだ。あとはモバイルSuicaが使えれば、申し分ないと言える。

 とりあえず、この環境で、1年間、思いっきりdポイントを貯めまくってみたいと思う。