みんなのケータイ

左から機種編前に使っていたPT003、購入したSHF31、何度もここで紹介しているフィーチャーフォンのN-01G、そして4年前発売の早過ぎたガラホ(?)テンキー搭載スマホのIS11SH。もう見た目じゃ何が“新しい”のかさっぱり分からない

 前回までARROWS ケータイ F-05Gをいじっていたが、同様にAndroidを搭載したフィーチャーフォン「AQUOS K SHF31」を購入した。ちょうどauのフィーチャーフォン(ガラケー)が購入から2年経過したのである。

 このタイミングであればVoLTE対応のSHF32を買うのが手筋である。筆者も当たり前のようにそう考えていたのだが、auショップのお姉さんが機種変更ならSHF31のほうが安いですよ、と提案してくれた。

 SHF31はVoLTEには非対応。そのかわり3Gに対応している。他のスペックはOSやCPU、メモリも含めて同じ。そしてお姉さんの言う通り、SHF31は前回購入機種が16カ月以上ならキャンペーンで2万1600円(税込、以下同)の値引追加、実質0円となる。SHF32は実質3万2400円。VoLTEの有無だけでこの差は大き過ぎる。

 通話が多いわけでもなし、SHF31でなーんの問題も無い。うん、考えれば考えるほどSHF31のほうがいい、というわけで古いガラホの購入となった。

 またauのガラホのいいところは、Wi-Fi対応、そしてダブル定額があるということ。ダブル定額は月540~4536円。自宅でWi-Fi、外出先ではau Wi-Fiスポット(アプリ搭載)、そしてスマホやタブレットの余りに余っているパケットをテザリングでガラホにも使えるようにすれば……パケット代・月額540円も夢じゃない! と皮算用。

 が、これは使い始めて2日で破綻(泣)。SHF31のパケット通信量は下限540円の範囲内である10MB以内に収めなければならないのだが、Wi-Fi接続を意識していたにも関わらずたった2日で11MBに……あぅ。

 が、そこはガラホ、Androidだからデータ通信の量もアプリ毎にすぐ確認できる。ブラウザ9MB、auナビウォーク1MBなど。ありゃりゃ自分では大して使ったつもりはなかったが、あっさり10MBオーバーだったのだ。

 しかもこのダブル定額、190MB使うと上限の月4536円に達する急上昇っぷり。2GB使うと通信速度制限が始まる。ここは否も応もなくモバイルデータ通信をオフにする。Wi-Fiが使えれば通信は問題ない。データ通信オフでも通話はできるし。……なにか本末転倒気味だが。

au Wi-Fi接続ツールなど、プリセットアプリ(と言ってもアイコンが並ぶわけではない)が豊富で、auの専用サイトからダウンロードもできる
もっと早くにモバイルデータ通信をオフにしていれば、と思わずにはいられない、アプリ毎の通信量。ただこんな風に手軽にチェックできるのはありがたい

 それにしても姿形はもとより、画面構成だってかなりフィーチャーフォンなのだが、やっていることはスマホと同じ。なかなか“いじりがい”がある。愛着もわく。が、スマホと近いだけに、果たしてこのガラホ、本当に長く使い続けられるのか? と一抹の不安が。なにしろ登場してまだ半年。本当のところはまだ誰も分からない。だけどそこが……また人柱心をくすぐるんだよなぁ。