みんなのケータイ

 ライフログは続かないし、時計やアクセサリーを身につけるのも苦手。そんなわたしですが、このたびJawbone(ジョウボーン)の「UP24」を導入してみました。すっごく落ち込んだ時の効果音に聞こえる“ジョウボーン”ですが、 高品質とデザイン性の高さに定評のあるブランド。人生初のウェアラブルデバイスです。

「UP24」カラーはオニキス(黒)とパーシモン(オレンジ)の2色。クールなオニキスを愛用中

 「UP24」は、モーションセンサーを搭載し、睡眠・運動・消費カロリーといった活動量が計測できるリストバンド型のデバイス。専用アプリをインストールしたスマートフォンにデータが転送され、アプリの画面上でログを見ることができます。スマートフォンのイヤホンジャックに挿して接続するタイプの前モデルから進化して、UP24ではBluetooth 4.0に対応、ワイヤレスで自動同期できるようになったのです。

 アプリが日本語に対応済みだったこともあり、初期設定は驚くほどに丁寧でわかりやすい仕様でした。画面の案内に従って、性別・身長・体重・生年月日・ID・パスワードなどもろもろ入力したら、睡眠時間と歩数の目標を設定します。アクティブで健康なライフスタイルのために、睡眠8時間、歩数1万歩を推奨しているらしいです。わたしは“翌日お酒を飲んでもフラフラにならない”基準の7時間(個人差があります)、歩数はとりあえず推奨どおりの1万歩に設定してみました。

ペアリング方法もしっかり順を追って説明してくれる
性別・身長・体重・生年月日などパーソナル情報を登録する
睡眠と運動の目標を設定する

 設定を終えたらもう真夜中、すぐに就寝することに。腕に着けたままで眠れるかな? と不安でしたが不快感もなくスッと眠ることができました。床についてから眠りに入るまでの時間・浅い眠り・深い眠り・目覚めた時間と回数など、睡眠はかなり詳細に記録されます。こりゃすごい。睡眠記録を振り返る朝がなんだかとても楽しいことに気がつきました。7時間の目標に対して6時間42分、目標達成率95%かぁ、あとちょっとで達成だったのに…!と思うともう少し早く床に入ればよかったなぁ、と思えてくるのです。意識が芽生えることで、生活習慣が改善されるきっかけには十分なりうると感じました。

 一方、活動量は屋内でも掃除などちょこちょこ動いたぶんがカウントされ、グラフが伸びていくのが楽しい。外出するとどんどんグラフが伸びていきます。たびたびスマホを取り出しては、その様子をにやにやと眺めて過ごしました。週末の午後に近所をウロウロしただけでそんなに歩いていないと思うんだけど、あっさり1万歩達成。睡眠はかなり正確そうだけれど、この歩数はどうなんだろうか……とつい疑ってしまうのでした。睡眠と歩数の目標は都度変更できるので、少し意識して達成感の得られる自分なりの目標を、これからさがしていこうと思います。

濃いブルーは深い眠り、薄いブルーは浅い眠り、オレンジは起きている時間帯
1万歩は達成。ちょっとずつ目標を上げていきたいところ
目標達成したわりに消費カロリーが少なめ。摂取カロリーとのバランス、とても大事
キャップを外して付属のUSBケーブルにミニプラグを差して充電。どうかキャップをなくしませんように

 肝心のバッテリーですが、フル充電で1週間ほどもつのだとか。でも私みたいに、しょっちゅうスマホと同期していたら、カロリーよりも電力ばかり消費するだろうと想像がつきます。眠っている間も外すわけにはいかないので、入浴中に充電することにしました。UP24は生活防水はサポートするけれど、お風呂やプールのときは外す必要があるようで、外し忘れや充電忘れを防ぐためにも、これを習慣化するとよさそう。

 ところで、たくさんある機能の中に「Smart Alarm」というものがあります。これは、アラームに指定した時刻が近づくと、比較的眠りの浅い時間帯にバイブを振動させ、良きタイミングで起こしてくれるというもの。編集部の太田さんによると、この機能がすばらしいらしく「スッキリ目覚められる」と絶賛されていました。ところが、わたしが鈍感すぎるせいか、振動にはまったく気がつかず……。結局のところ、いつもと同じようにスマホのアラームと、テレビのタイマーと、目覚まし時計の大音量で目覚めることに。こればっかりは残念でなりません。