みんなのケータイ

 今年もMobile World Congress 2014がバルセロナで開催される。せっかく遠いヨーロッパへ行くのにバルセロナだけ立ち寄るのはもったいないということで、毎回毎回バルセロナ入り前後に他の国に1~2泊立ち寄ることにしている。今回選んだのはスウェーデン。首都ストックホルムに1泊し、そのあとはコペンハーゲンからバルセロナへ飛ぶため、スウェーデン側の国境の町であるマルメにも1泊してみた。

 スウェーデンと言えば北欧の国。2月の真冬はどんなに寒いのかと思いきや、到着した日は雪も無く想像していたよりも暖かいようだった。とはいえ気温は0度前後、夕方以降に手袋無しで歩くのは厳しいところだ。ストックホルムには古い建物も多く観光を兼ねて街歩きをしつつ写真を撮っていたのだが、普通の手袋をしたままでも操作できるLumia 1020のタッチパネルは冬の北欧では必須の機能だと実感した。もちろんスマートフォン専用の手袋も売っているが、自分の好きな手袋をそのまま使えるほうがより便利だろう。ただし手袋をはめたままでは本体が滑り落ちやすいのでストラップの利用は必須だ。

一夜にして雪に覆われたストックホルム
普通の手袋でも操作できるLumia 1020、冬のストックホルムでは大活躍だ
夜中のマルメ駅、寒いがきれいな写真を撮るために手袋をとって指先で設定変更を行った

 とはいえ手袋をはめたままでは細かい操作ができず、誤ってWindowsボタンなどを押してしまうことも多々あった。またカメラの設定変更も手袋をはめた指先では難しく、結局は手袋を取って寒い中右手人差し指で撮影モードの調整などを行うことになってしまった。

 手袋をはめたままでも使えるのは便利なのだが、どうせならば「手袋装着時用カメラアプリ」といったものもあってもいいのではないだろうか? アプリを起動すると画面上に半透明で大きいタイルが2×3マス目並び、それぞれが「静止画/動画切り替え」「フラッシュOn/Off」「露出」などになっていれば手袋をはめたままでもタップしやすそう。北欧企業のNokiaだけに手袋操作可能なLumiaにはぜひ標準搭載してもらいたいものだ。