みんなのケータイ

 Androidはマルチタスクが簡単にできる、と言われているが、ユーザー目線で見ていくと、アプリを利用中に「戻る」ボタンでホーム画面に戻ったときのほかにも、「ホーム」ボタンでホーム画面に戻ったとき、インテントでほかのアプリに飛んだとき、アプリのサブメニューに「終了」があり終了させてホーム画面に戻ったとき……と、さまざまな経路があり、これにアプリ側のバックグラウンドでの挙動も加わって、スッキリと理解するのが難しいという印象だ。

 メモリ管理の進化などもあり、昔ほどバックグラウンドに回してしまったアプリを気にしなくてもよくなっているが、問題は、次に呼び出した時にどういう画面で出てくるのか、いつもぼんやりとしか予想できない点だ。例えばブラウザなら、前回のWebサイトを開いたままの状態なのか、新規ウィンドウで開かれるのか、なんとなくでしか予想できないことが多い。

 isaiにはLG独自の機能として「マルチウィンドウ」機能が搭載されている。操作は簡単で、「スリーフィンガー・スワイプ」として3本指で左にスライドすれば「格納」、右にスライドで「呼び出し」というシンプルな操作だ。格納できるのは最大3つのアプリ。右にスライドして呼びだそうとすると、アプリの画面全体が階段状に重なって表示され、見た目にもわかりやすい。

 実は最近までこの機能の存在を忘れていたのだが、おもむろに3本指で左にスライドすると、ちゃんと使うことができた。1日に1回ぐらいはマルチタスクを切望する瞬間があるので、今後は忘れずに3本指もセットで思い出したい。