みんなのケータイ

 今年も残すところ、1カ月ほどになり、街中ではクリスマスのデコレーションを見かけるようになってきた。Gmailの受信トレイには仕事のメールのほかに、忘年会のお誘いメールも届き始めている。

 一般的に、忘年会と言えば、今年1年、お世話になった人に感謝したり、頑張ってくれたスタッフの労をねぎらったりするわけだけど、業界以外の人たちとの宴席では、ボクがこういう仕事をしていることもあり、スマートフォンやSNSのことなどが話題になることが多い。

別売の「S Viewカバー」を装着したGALAXY Note 3 SC-01F(左)とGALAXY Gear

 そんな宴席において、この冬、ウケがいいのがGALAXY Note 3とGALAXY Gearの組み合わせ。ボクは今回、NTTドコモのGALAXY Note 3 SC-01Fを購入したんだけど、GALAXY GearはNTTドコモが扱っているものがブラックのみだったため、au +1 collectionで扱っているオレンジを購入した。こういう周辺機器が異なるキャリアの組み合わせでもちゃんと問題なく、動作するのって、なかなかうれしい。

 「腕につけるのに、オレンジはちょっと派手すぎません?」って思われるかもしれないけど、ボクみたいな立場だと、自分用として使うというより、いろんなところでデモをすることが多いので、敢えて、印象に残りやすいインパクトのあるカラーを選んでいる。もちろん、オレンジは個人的に好きな色なんだけどね。

 じゃあ、GALAXY Note 3とGALAXY Gearで、何を見せているかというと、まず、最初はおなじみの「アクションメモ」。画面にSペンを近づけ、Sペンのボタンを押すと、エアコマンドメニューが表示されるので、アクションメモを起動。手始めに、電話番号を手書きで入力して、アクションメモ上段のメニューで[操作にリンク]をタップ。数字が認識されるので、点線で囲まれたエリアの下のメニューの受話器のアイコンをタップして、電話をかけると、ちょっと驚かれる(笑)。同じパターンで、手書きで住所を入力し、今度は「マップ」のアイコンを選んで、地図を表示。ごく普通の人がお相手なら、この2つのデモで、かなり興味を持ってもらえる。

 続いては、『飛び道具』のGALAXY Gear。まずは、お相手の腕にGALAXY Gearを付けてあげて、画面をタップしながら、基本操作をデモ。GALAXY Gearはボタンがなく、ホーム画面から左右にフリックして、機能を切り替え、画面をタップして、各機能を起動する。ここでGALAXY Note 3とGALAXY GearがBluetoothで接続されていることを説明するわけだけど、Bluetoothのことをわかってもらうために、BluetoothヘッドセットやBluetoothヘッドホンのことを引き合いに出すと、勘のいい人は「じゃあ、この時計で電話できるの?」という反応を示してくれる。

 そこで、他の端末から電話をかけ、GALAXY Gearで応答してもらう。最初は『ウルトラ警備隊』のように話そうとするんだけど、GALAXY Gearのバンドの留め具位置に受話口があることを説明すると、手首の内側を耳に当てるというちょっと不思議な体勢に違和感を持ちつつ、GALAXY Gearで通話できることに感心。ついでに、GALAXY Gearの画面をタップして、着信履歴からかかってきた電話に折り返し発信をすれば、音声通話のデモは完了。

 そして、仕上げはGALAXY Gearのカメラ。GALAXY Gearは一つ前の画面に戻る操作が画面の上端から下方向へのフリックに割り当てられている。この下方向へのフリックを続けていると、ホーム画面での下方向がカメラの起動に割り当てられているので、カメラが起動する。デモのお相手がGALAXY Gearにカメラが付いていることを知らないと、さらに驚いてくれる(笑)。スマートフォンにもケータイにもカメラは付いているんだけど、タップするだけで写真が撮れる手軽さに感心しつつ、実際に何枚か写真を撮って、デモはおしまい。

本体下部に格納されたSペンを取り出し、画面に近づけて、Sペンのボタンをプッシュすると、エアコマンドメニューが表示される
手はじめに、電話番号を手書きで入力して、ダイヤル。メモの左上の右から3番目の[操作にリンク]ボタンで文字が認識される
続いて、同じパターンで手書きで住所を入力。認識された文字の下に表示されているアイコンの内、右から2番目のPlaceアイコンをタップ
こんな感じで地図が表示できる。Androidのマップを使うこともできるし、[ドコモ地図アプリ]を起動することも可能
GALAXY Gearに着信。スマートフォンのときと同じように、アイコンを右にスワイプすると、応答できる。連絡先は本体と連動する
GALAXY Gearで撮影した写真は、GALAXY Gear上で楽しめるだけでなく、設定しておけば、GALAXY Note 3に自動転送できる

 とまあ、こんな感じで機能のお披露目をするわけだけど、デモのお相手は言うまでもなく、女性が最優先(笑)。先日も仕事で名古屋に行ったとき、宴席の流れで連れて行ってもらったお店のママさんにデモしたところ、結構、興味を持ってくれたようでした。まあ、相手はきっと百戦錬磨なので、デジタルなオッサンのデモに付き合ってただけという説もあるけど、Facebookをお店の営業ツールとして活用しているというデジタルにも強めの方だったので、結構、楽しんでくれたのかもしれません。

 GALAXY Note 3とGALAXY Gearという組み合わせは、ギークな人向けと言われることが多いけど、いろんなところでデモをしてみて、意外に普通の人にもグッと来る部分が多いんだと実感しました。GALAXY Note 3とGALAXY Gearをお持ちの人は、この冬、ちょっと宴席でデモを楽しんでみるといいかもしれません。ただし、いずれも防水には非対応なので、酔っ払って、ビールやお酒に水没させないように、ご注意ください。

 なお、GALAXY Note 3 SC-01Fの使い方をマスターしたい方は、ぜひとも拙著をご覧下さい(宣伝)。