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レコチョク Best

 最近1つの流行になりつつある定額制の音楽配信サービスですが、その中でもJ-POP対応が特徴である「レコチョク Best」をさっそく試してみました。

 古くはナップスターも愛用し、最近もソニーの「Music Unlimited」を契約していたほど、定額制の音楽配信サービスは興味があった私ですが、どちら曲数は多いもののラインアップの中心は洋楽。洋楽も好きだけど邦楽もよく聞く身としては物足りなさを感じていたのが正直なところでした。

 その点「レコチョク Best」は国内主要レコード会社が運営するサービスだけに邦楽の充実が特徴で、サービス開始当初から60年代以降のJ-POP 100万曲以上をそろえるという圧巻の邦楽ラインアップぶり。音質もビットレートが320kbpsと高く、初日から14日間は無料で利用できるということもあって、サービス開始するやいなや登録してみました。

2012年の流行曲をまとめた「2012 Hits」

 実際に使ってみるとすべての邦楽がそろっているというほどではなく、アーティスト指名で検索すると物足りなさを感じる部分はあるものの、それを補ってあまりあるほど面白いのが、あらかじめ用意されている数々のBest曲。アーティストごとのBest曲だけでなく、卒業ソングやラブソングといったテーマや年代ごとのテーマで楽曲をまとめたBestが多数用意されており、わざわざ検索でアーティストを探さなくても流行の曲や懐かしの曲を手軽に楽しむことができます。

 こうした定額制のコンテンツは数が多すぎるあまりどれから試していいのかわからない、という事態に陥りがち。また、好きなアーティストであればそもそもCDを持ってたりするので、わざわざこうしたサービスで聴くほどでもなかったりします。

 そういう意味からすると、定額制の音楽配信サービスに求められるのは「なんとなく聴いてみたいけど買うほどではない」くらいの楽曲だったりするのですが、そうした「何となく」のアーティストをわざわざ思い浮かべて検索するのではなく、ジャンルや年代のBestを選ぶことで自然と出会うことができるのはとても便利。自分でプレイリストを作成しておくこともできるので、Best曲をいろいろ楽しんだ中で自分の好きな楽曲だけを集めて俺Bestを作る、という楽しみ方も可能です。

楽曲は歌詞表示にも対応

 楽曲ファイルはストリーミングだけでなく本体保存にも対応しており、最大1600曲までを本体に保存できるので、常にインターネットにつながっているわけではない外出時にも十分楽しめます。楽曲には歌詞もついているので、カラオケの練習にも最適。若干接続が重かったり、早送り操作に遅れがあったりはしますが、実用上には支障のない範囲。いまはまだ14日間のお試し中ですが、これは期間延長して契約する予定です。