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「Optimus G L-01E」のワンセグ。「番組表」の上にあるボタンで「Qスライド機能」を利用できる

 自宅でテレビを見ながらスマホも操作、などというのは今や珍しくもない光景だと思われるが、外出先でもこうしたながら利用を実現してしまうのが、「Optimus G L-01E」に搭載されているQスライド機能だ。

 「Qスライド機能」は、「動画」アプリで再生中に、画面を半透明にして、ホーム画面やアプリなどほかの操作を並行して行えるというもの。半透明の間は動画部分に触れても一時停止などの操作はできないが、半透明の透過表示の濃度は自由に調整でき、気になる場面になったら濃度をぐわっと戻して見る、といったことが可能になっている。

 実はこの機能、「動画」アプリ以外に、ワンセグアプリでも利用できる。縦位置で利用していると、ワンセグ画面は上半分に表示されているが、ここで「Qスライド機能」を利用してマルチタスクなモードに移行すると、画面の上半分にワンセグの画面が残り、必要に応じて濃度を変えながら、メールやインターネットなどを利用できる。

 本原稿を書いている最中(12月7日夕方)、東北の三陸沖を震源とする震度5弱の地震が発生。宮城県沿岸には津波警報が発令され、実際に津波が観測された。筆者はオフィスでワンセグアプリを起動し、「Qスライド機能」でニュースをチェックしながら、問い合わせのメールが着信していないかどうかを確認した。

 緊急時に活用するというのは機会として多くないが、「Qスライド機能」で便利だと思ったのは、透過表示を限りなく透明に近づけて、ワンセグの画面がほとんど見えていなくても、音声を確認できる点。気になる情報が(音声で)飛び込んでくれば、スライダーをサッと操作するだけですぐに映像の透過表示を元に戻せる。緊急時のニュースでなくても、自分にとって見所が限られる番組などは、音声で盛り上がりに気付いて映像を元に戻すといった、まさに“ながら見”の活用が可能なのだ。

ポップアップしたスライダーを操作し、ワンセグ画面の透過率を変更できる。これは透明に近づけたところ
ワンセグの音声は出たままなので、気になる情報が飛び込んでくればすぐに表示を戻せる