EZwebメールに対応したIS12T

2011年10月31日 06:00
(石川温)

 世間はiPhone 4SやAndroidだと騒いでいるなか、地味ながらもようやく進化してくれたのがWindows Phone IS12T。10月27日、晴れてキャリアメール(@ezweb.ne.jp)に対応してくれることとなった。

 メールアプリのインストールはとても簡単だ。MarketplaceからKDDIが提供するサービスなどが集まった「au apps」を選択。そのなかにある「Eメール」をダウンロードしてくればよい。あとは、3Gネットワークにつながっている状態で起動して、操作していけば、Eメールが利用できるようになる。

 まずはWindows PhoneでEZwebのメールが使えたことに、ちょっぴり感動する。これまでは、ソーシャル上の友達に連絡が取れても、普通のケータイしか使っていない人とちょっとした連絡をとる手段がなかったので、これはありがたい。本来ならSMSが使えればいいのだが、まだSMS送信に対応していないだけに、メールが使えるようになっただけでも大幅な進化だ。

 ただ、使っていて気になることもいくつかある。

 まず、メールの自動受信は30分ごとにメールサーバーを確認するような仕組みになっている点。KDDI版iPhoneでも15分ごととなっていたが、30分だとやはりつらいものがある。また、Wi-Fi環境下での送受信には対応しておらず、3G回線のみという制約がある。通常の利用ではあまり問題ないが、海外でパケット代を節約したいと言うときには気になる仕様だ。ローミング時はパケット代ではセーブしてできるだけWi-Fi環境だけで過ごしたいという時には不便に感じるかも知れない。

 11月上旬以降のアップデートでは、迷惑メールフィルターの新規登録や、Mailto機能、海外ローミング時でもメールアドレスが変更が行えると言った機能強化が予定されているようだ。

 いまのKDDIでは、どうしてもiPhoneばかりに注目が集まってしまい、Windows Phoneの影が薄くなりつつあるが、是非とももっと使いやすいように改良は続けてもらいたいものだ。