「LYNX SH-10B」は寝ながら使っても便利、かも

2010年9月7日 06:00
(関口聖)

 Android端末であり、QWERTYキーを装備する「LYNX SH-10B」をしばらく使ってみて、5インチディスプレイの快適さにハマっている。週末、時間があると横になりながらネットをリラックスしながら楽しむのにピッタリだ。

 TwitterクライアントアプリやRSSリーダーアプリを使って、さまざまな話題をチェックし、気になったものは、そのままブラウザでアクセスする。パソコンでは当たり前の使い方を、手のひらより少し大きなサイズで、そこそこスピーディに(ン年前のモバイル機器と比べると遙かに高速だ)楽しめるというのがたまらない。スマートフォンなら、どれでも似たような体験はできるが、「LYNX SH-10B」はトラックボールでの快適な操作と、QWERTYキーの文字入力が利用できる、という点はなかなかのアドバンテージだと思う。

 加速度センサー搭載で、端末の向きにあわせて画面表示が変わる、という機能は、もはやスマートフォンではお馴染みのもので、「LYNX SH-10B」でももちろん搭載されている。ところが就寝前、枕に頭を乗せて寝ながら「LYNX SH-10B」でブラウジングしているときに「あれ? 画面が切り替わってないぞ」と気づいた。もしや、利用時刻および加速度センサーで端末の向きをチェックして就寝前であることを察知し、“ユーザーは寝ながら使っているのでディスプレイ表示を切り替えないようにしよう”と判断しているのか、などと妄想してしまったが、幾度か試しているうちに、理由らしきものがわかってきた。

 関口は寝る前、いつも体の左側を下にする癖がある。その状態で「LYNX SH-10B」を手にすると、端末の左側が地面に向くことになる。一方、体の右側を下に、つまり「LYNX SH-10B」本体の右側を地面に向けるとディスプレイ表示の縦横も切り替わる。何のことはない、画面表示の切り替えが行われる向きが決まっていただけのことだった。万人にお勧めと言えるほどではないが、個人的には、「LYNX SH-10B」がさらに快適なネットビューワーに位置付けられることになった。なんだか睡眠時間短縮に繋がるような気もしなくもないが、「LYNX SH-10B」とともに素敵なお布団ライフを楽しんでいきたい。