スマートブックIS01は○台目?
以前にも書いたことがあるけど、ここ数年、ボクはこういう仕事をしている関係上、常に主要3キャリアの端末を持ち歩いている。今のところ、au端末を首から提げ、胸ポケットにNTTドコモ端末、腰にぶら下げているケースにソフトバンク端末という構成で、まったくのプライベートタイムのときもこの3端末は必ず持ち歩いている。たぶん、本コーナーに執筆している他のご同業の方々もほぼ同じ状況じゃないかな。もっとも「身に付けている」人はそんなに多くないかもしれないけど……。
ひと昔前なら、複数台のケータイを持つというスタイルは、ちょっと奇異な目で見られることもあったけど、最近は普通の人でも複数台のケータイを持ち歩くケースは少なくない。個人用端末とは別に、会社にケータイを持たされている人はいるし、個人で通常のケータイとスマートフォンという2台持ちをする人もかなり増えてきている。
じゃあ、ボクらのような商売の人たちはどうなのかというと、やっぱり、スマートフォンを併用している人はかなり多い。もちろん、ボク自身も同じで、前述の3端末とは別に、カバンの中には、たいがい、複数のスマートフォンが入っている。ただ、これは書籍の執筆など、基本的に「試用するため」であって、個人的に「使用するため」とは言えない面がある。じゃあ、自分で普段から「使用するため」のスマートフォンを選んでみましょうってことで、このコーナーでは今回からauの「スマートブック IS01」を使ってみることにした。
IS01については、今さら説明するまでもないだろうけど、auとしては実質的に初のスマートフォンであり(実際にはE30HTなども発売されてきたけど)、国内メーカーによる初の国内向けAndroid端末という見方もできる。ソニー・エリクソンが開発したNTTドコモのXperiaも国内メーカーのAndroid端末なんだけど、グローバル向けモデルを日本向けにローカライズしたとも言えるので、ちょっと違うかな。
今年3月のIS01発表直後は、ネットなどの反応を見ると、かなり辛らつなコメントや厳しい意見が多く、ちょっと心配されたんだけど、いざ6月に発売されてみたら、予想を裏切る(?)ほど、好調な売れ行きで、現在、都市部のauショップや家電量販店では予約待ちというところがかなり多い。ボク自身は3月末の発表会後、取材や原稿執筆、イベントなどのために何度となく触る機会があり、その度に「これは意外にイケるかも?」って印象を持ったんだけど、一般の人たちの反応も同じような感じで、イベントや店頭のデモ機を触り、「思ってたモノと全然違った」「ガラッと印象が変わった」「これなら、2台目に欲しいかも……」という意見が聞かれるようになったそうだ。
ちなみに、IS01及びIS02の購入については、ISデビュー割のキャンペーンが9月30日まで実施されていて、新規契約のユーザーが2年間で最大2万6280円もお得になるんだけど、ボクは今回、機種変更で買わざるを得なかったため、この特典は受けられず……。しょうがない気もするんだけど、せっかく、新たに登場したISシリーズなので、もうちょっと購入者特典を厚くしても良かったような……。とはいえ、実売価格で3万円台半ばの機種変更だったので、通常のケータイに比べると、わりとリーズナブルだったと言えるかもしれません。