PRISMOIDを3カ月使って気づいたこと

2010年3月30日 06:00
(石野純也)

 ガンガンメール端末としてPRISMOIDを購入してから約3カ月。当初はメールの送受信だけを想定していたが、「すぐ文字」がTwitterへの投稿に役立ったり、突発的にチリに募金してみたりと、こちらの期待以上に活躍してくれた気がする。レスポンスがよく、コンパクトで文字が打ちやすいところも、評価したい。これで料金はユニバーサルサービス利用料を含めても、月々わずか1103円。MNPで購入した端末も0円と、破格の安さだった。

 ただし、比較的長い間使ったからこそ分かる不満点も見つかった。PDFに非対応なのは、その1つ。仕事上、PDFが添付されたメールが多く、プレスリリースなどは、本題が本文に書かれていないことも。購入前にスペックを確認すれば分かることで、非搭載は承知の上だったが、日々利用しているとやはりストレスになる。

 また、メールボックスの容量や仕様も、少々気になる。メールが799件たまった段階で、「Eメール受信ボックスがいっぱいです」というメッセージが表示され、プッシュでの受信ができなくなった。ダウンロードされていないメールは、センターに預けられているようだ。不要なメールを削除すれば問題は解決するが、手間がかかる。古いメールから、自動で消してくれればいいのだが……。

 ロースペックな端末にこのような機能を求めるのはやや酷な話かもしれないが、メールはケータイの基本。PRISMOIDに限らず、ここだけは、機種ごとの差をもう少し小さくしてほしい。

 というわけで、PRISMOIDのレポートは今回で終了。次回からは、4月1日に発売が迫ったXperiaを取り上げていきたい。