意外と遊べるカメラ機能

2009年11月11日 11:00
(津田啓夢)
  11月10日、NTTドコモとソフトバンクの発表会が開催された。……と、書いてはみたが、実はこの原稿を書いている時点では発表会は開催されておらず、目前にせまった10日の混乱を想像しつつ武者震い、そんな状況だったりする。

 現在使っている「OMNIA POP」は、その名前の通り、ポップでかわいらしさを打ち出したモデルとなっている。とはいえ、カメラ機能はなかなか充実しており、さすが「9XX」シリーズといった印象だ。

 カメラ部は515万画素CMOSで、顔認識AFを搭載している。解像度については必要十分とは思うが、最近のモデルの中にあっては目立つポイントにはなりにくいかもしれない。画質などで特筆すべきとすれば、WDR(ワイドダイナミックレンジ)機能で、いわゆる黒つぶれや白飛びなどを抑えた画像が得られる点だろうか。

 撮影画面の左サイドにはアイコンが並び、設定を変更したければこのアイコンをタッチすればいい。設定まわりのインターフェイスは、タッチパネルの利便性がわかりやすい形で感じられるポイントだ。カメラに詳しい人なら、ISO設定(自動/100/200/400/800)や測光方式(多分割/中央重点/スポット)を自分好み変更してみるのもよさそうだ。

 「OMNIA POP」には、タイマー撮影機能も用意されている。小さなカメラは、シャッターを押す瞬間に手ぶれを起こしやすい傾向にある。手ぶれ補正機能も搭載されているのだが、それに加えて3秒タイマーにしておくと、風景や物撮りのときのクッキリ感に違いが出るように思う。薄暗い室内や日が沈む頃の撮影には重宝するので、ほかの携帯電話でも試してみて欲しい。下の画像はOMNIA POPの壁紙サイズで撮影したものだ。