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3カ月経ってようやく気づいたソフトバンクの無料海外ローミング終了
2026年2月18日 00:00
2月に、グーグルがPixelシリーズの開発を行っている、台湾の拠点を取材してきた。グループインタビューやラボツアーの詳細は、本誌に石川温氏の記事が掲載されているのでここでは割愛。
ラボ見学やグループインタビューに加え、九份では「Pixel 10 Pro」のカメラ機能を体験したり、旅行でのGemini Liveの便利な活用方法を紹介されたりと、大変充実した内容だった。
カメラについては普段使っているので、大体の活用方法は分かるが、スマホのGeminiやGemini Liveは旅行でこそ活躍すると実感。
特に海外では、目の前にある料理が何でできているかまったく分からず、かつメニューも読めないといったことがある。これをGeminiに聞きつつ、オーダーすべきものをオススメしてもらうには最適。優秀なツアーガイドになるというわけだ。
それはさておき、台湾での通信はソフトバンクの海外ローミングに頼ろうとしていた。8月1日から、海外ローミングが最大15日間無料になっていたからだ。このキャンペーンは、筆者も8月に速攻で活用し、そのお得さには感心していた次第。
ドコモやauが料金プランにローミング無料を組み込んでいるため、その対抗として本誌連載でも取り上げていた。
ところが、台湾に着いていつものクーポンコードを入力しても、エラーが出てしまい、無料にならない。おかしいな……と思ってネットを調べてみたところ、なんと25年10月7日に終了日決定のお知らせが出ており、10月31日には終了していた。
開始当初は終了期間が定められていなかったので、てっきり、新料金プラン導入までの“つなぎ”と思いきや、本当に短期のキャンペーンで終わってしまった格好だ。
お知らせが出ていたにもかかわらず、3カ月以上もこの終了をスルーしていたのは、これ以外にほとんど告知がされていなかったため。筆者も、ソフトバンクの広報から届くメールを見返してみたが、特に終了を案内するようなものは来ていなかった。
本誌や競合媒体も検索してみたが、そちらでも記事になっていない。シレっとお知らせを出しつつ、大々的な告知はしていなかったことがうかがえる。
始める時だけアピールしつつ、こっそり終わらせるのはいかがなものか……と感じたが、ソフトバンクは過去に「アメリカ放題」の有料化を発表し、ネットで大反発を受け、その後、撤回せざるをえなくなったことを思い出した。
今回はサイレントな発表だったため、ネットでの反響も少なかった。あえてなのか偶然なのかは知るよしもないが、結果として今回はキャンペーン終了を中止する事態にはならなかった。
とはいえ、海外ローミングの無料化はドコモやauが先行しており、キャンペーンが終わってしまったことでソフトバンクの料金プランだけが劣後している状態だ。
同社はワイモバイルで26年夏から海外ローミングの無料化(2GBまでだが)をする予定だが、メインブランドで料金の高いソフトバンクでは、何も発表されていない。利便性でサブブランドに負けているのは、ガッカリ感が大きい。
ソフトバンクは、決算で新規契約だけをいたずらに追わず、ライフタイムバリューを重視する戦略を掲げていた。実際、この方針に基づき、スマホの契約者数は第3四半期で10万件の純減を記録していた。
既存ユーザーを囲い込んで逃げないようにすることに舵を切った格好だが、海外ローミングの無料化終了は、これに逆行しているような印象も受けた。
そんなこんなで有料になってしまったソフトバンクの海外ローミングだが、結果として、現地に着いてから台湾用のeSIMを購入して事なきを得た。eSIMは、OTA(オンライン・トラベル・エージェンシー)のTrip.comで購入。1日100GB使えるプランで4日分を購入したが、支払いはわずか1105円で済んでしまった。
OTAは、eSIMを非常に安価で販売していることが多く、最近筆者は海外渡航時によく活用している。渡航先にもよるが、1日あたりの容量が少なければ、数十円になることもあるほど。
これだと、海外ローミングはもちろん、現地のプリペイドSIMより安い。eSIMに特化した通信事業者よりも低い価格が設定されているケースもあるため、Trip.comやKlook、KKdayなどで販売するeSIMはチェックしてみる価値がある。








