みんなのケータイ

iPhoneは1年と2年、どちらで買い替える方がおトクか

 今年も「買わない」と周りには言っていたはずの最新iPhoneに買い替えました。iPhone 16からiPhone 17への買い替えです。ProやAirにも興味はありましたが、用途を考えると無印モデルで十分で、新色のミストブルーが好みの色だったのが決め手になりました。

 もちろん毎年10~20万円のiPhoneを買い増していくのはなかなか懐へのダメージは大きく、これまで使っていたiPhoneを下取りに出すことで買い替え費用を捻出しています。

 携帯各社の分割払いなどを利用すれば「購入時は0円」なのでもう少し気軽に買い替えもできますが、分割払いが残っている機種を返却したり下取りに出したりする手続きの方が手間に感じてしまい、筆者は「Apple Storeで一括で買い、中古買取店で旧機種を売る」がここ数年の買い替え方法です。

 実際、この買い替え方法では「10万円ちょっとで買取」、「新機種は10万円台前半」なので、毎年新しいiPhoneを買っても実質負担は2~3万円ほどで済んでいます。

 ただ、ふと思ったんです。「1年で買い替えと2年で買い替え、どちらの方がおトクなんだろう」と。

 当たり前ですが、1年の型落ちと2年の型落ちであれば前者の方が高く買い取ってもらえます。

 ただ、意外と2年前の機種の買取価格をみていると「結構高く買い取られているなぁ」と気付き、実は2年毎の買い替えの方がおトクになるのでは? と考えたので試算してみました。

 まずは1年毎、実際に筆者がiPhone 15 Pro→iPhone 16→iPhone 17と買い替えた際の、購入金額と買取価格から、2回の買い替えで支払った合計は3万5600円でした。

 そしてiPhone 15 Proを2年使い、今年iPhone 17へ買い替える際に買取に出した場合の負担額ですが、こちらはなんと「2万2800円」と、1年毎の買い替えよりも1万円以上、買い替えにかかる費用が安く済んでいます。

直近2年間、筆者が買い替えた際にかかった費用は3万5600円
しかし2年毎に買い替えを行っていれば、費用は2万2800円で済んだ

 ただ直近2年の買い替えで、スタートになっているのは「iPhone 15 Pro」です。Proモデルなので発売時の価格も、買取価格も高いことで1年毎、2年毎の買い替え時の負担分に差が出た可能性もあります。

 なので「もし、iPhone 15 256GB」から1年毎、または2年毎で買い替えた場合はどうだったのかも試算してみました。

 昨年のiPhone 15 256GBの買取価格については「ラクウル」の持ち物帳機能で「買取価格の推移」を見ることができるので、そちらを参考に「iPhone 16シリーズ発売時の買取価格」を参考買取価格として引っ張ってきました。

 すると1年毎では6万600円の支出で、2年毎では4万3800円の支出と、こちらの結果も「2年毎の買い替えの方が負担が少ない」という結果になりました。

もし買い替え元がiPhone 15 256GBだった場合は……?
こちらも2年毎の買い替えの方が安いという結果になった

 ぶっちゃけますと「iPhoneはリセールバリューが高いので、1年毎に買い替えても2年とか3年毎に買い替えるよりおトクだよ!みんな1年毎に買い替えようぜ!」という結論に持っていきたかったのですが、全く真逆の「2年毎の買い替えの方がおトク」という結果になってしまいました。

 もちろん買い替え元・買い替え先のモデルで毎年価格も異なりますし、為替の影響などもあって同一グレードで同じ容量であっても「去年の方が高い」、「今年は安い」などもあり、必ずしも筆者の実績、試算結果の通りになるとは限りません。

 とはいえ、差額は1~2万ほど。月にならせば1000円前後の負担増なので、1年毎の買い替えが2年毎の買い替えに比べて極端に高いというわけでもないので、あまり損をした気はしません。

 もっともこの原稿も最新のiPhoneを買っていなければ書けない話ですし、最新モデルを買って試すことが職業柄求められているので、この差額は必要経費なので損はしていない……ってことでいいでしょうか。

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