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ドコモとauから新料金プランが登場したので手持ちの契約回線を見直しました

 4月末から5月上旬にかけ、ドコモ、auとそれぞれのメインブランドにて、新料金プランの発表、既存プランの価格改定が発表されました。仕事柄、4キャリアの回線を確保しているので、今回は、新料金プランを踏まえて、契約プランの見直しを行っていきます。

 まずは現在の契約状況から確認。以前、本連載でも紹介したことがあるのですが、頻繁に使用している回線が、auの「auマネ活プラン+ 5G with Amazonプライム」と、ソフトバンクの「ペイトク無制限」の2つ。

 もともと、au PAY ゴールドカードやauじぶん銀行の会員なので、auのポイ活プランをメインに据えているのに加え、ワイモバイルからのステップアップで、しばらくは安く使用できる、ソフトバンクのペイトク無制限を使用しています。

 住んでいるマンションの関係で、光回線を引くことができず、共用のWi-Fiを使うしかないので、データ使い放題の回線を使用しているスマートフォンは、ほとんどWi-Fiに接続せずに使用しています。

 加えて、ドコモ回線としては、海外出張の際にも使いやすく、テスト用にも使いやすいahamo、楽天モバイルはワンプランなので、Rakuten最強プランを契約中です。

 ほかにも小容量MVNOがちらほらとありますが、今回は割愛するとして、キャリア回線4つをフル活用できている自信はありませんが、近年のスマートフォンは、デュアルSIM運用ができるので、持ち歩くスマートフォンが極端に増えるわけではなく、快適に使用できています。

 4回線の基本料金は、au マネ活プラン+with Amazonプライムが9647円、ペイトク無制限が9625円、ahamoが2970円、Rakuten最強プランが1078円~3278円となります。楽天モバイルは、ほとんどの月が3GB未満に収まるので、1078円で計算していきます。

 4回線の基本料金を合計すると、2万3320円と、月々の通信費としてはそれなりにしびれる金額になりますが、au マネ活プラン+with Amazonプライムで、Pontaポイントが月々最大4000ポイント還元、ワイモバイルからペイトク無制限への乗り換え特典で、月々2838円割引と月々最大4000円相当のPayPayポイントが獲得できます。

 結果、実質負担額は月々1万2482円となっています。

 契約変更をするつもりがないのが、ソフトバンクのペイトク無制限と、楽天モバイルのRakuten最強プランです。ペイトク無制限は、ワイモバイルからの乗り換え特典期間がまだ残っているのに加え、5月の通信量をチェックすると、80GBを超えていたため、個人的には無制限プランが必須。PayPayのポイント還元も、おいしく頂戴しています。

 楽天モバイルの場合は、ワンプランなので、移行先がないという側面もありますが、そもそも基本料金が安く、あまり使わなければ、かなりMVNOクラスに価格を抑えられるので、このまま契約を続けます。

 見直すべきは、料金プラン改定のあったドコモとauの料金プランです。まずは、個人的に利用頻度の高いauのプランから。

 auの場合、新料金プランというよりは、料金改定という意味合いが強く、既存プランも値上げが発表されています。筆者が契約しているau マネ活プラン+with Amazonプライムの場合、基本料金は330円値上げの9977円になります。

 料金としては値上げになりますが、au Starlink Directやau海外放題、au 5G Fast Lane(7月より提供開始)、サブスクぷらすポイントといったサービスが付くため、お得感が強くなっています。

 ここにPontaパスを付けた、auバリューリンクプランや、auマネ活バリューリンクプランもありますが、ローソンが家の近所にない、映画館にもあまり行かないなど、個人的なニーズにはあまりマッチしていないので、今回はスルーします。いつでもプラン変更はできますからね。

 迷いどころは、「with Amazonプライム」の部分。通常のau マネ活プラン+5G/4Gであれば、料金改定後も9108円で、現行のau マネ活プラン+with Amazonプライムよりも安価。with Amazonプライムプランには、TELASAも付帯していますが、ほとんど利用していないので、あまり重要視していません。

 Amazonプライムの会費は月額600円、年額プランで契約すると5900円になります。仮に月額契約をしても、au マネ活プラン+と合わせて、9708円と、with Amazonプライムよりも安価。また、サブスクぷらすポイントのおかげで、別途契約している、YouTube Premiumの月額料金から、最大20%が還元されます。

 以上のことから、現在はau マネ活プラン+with Amazonプライムの契約をしていますが、料金改定後には、au マネ活プラン+5G/4Gへと変更をする予定です。

 続いて、ドコモの契約回線についてです。現在はahamoの契約をしており、特別不満はないのですが、ソフトバンク、auと使い放題プランの契約をしているため、データ通信の利用量としては、あまり多くありません。

 さらに、リニューアルされたau マネ活プラン+5G/4Gにau海外放題が付いているのもポイント。個人的に、ahamoで最も魅力を感じていた部分が、契約しているauのプランに内包される形になります。

 月々30GB/2970円の低価格は大変魅力的なのですが、筆者の場合は、データ通信量を減らしても、さほど問題はありません。また、DAZNも基本的に視聴しないため、ドコモ MAX、ドコモ ポイ活 MAXはいったん見送ります。

 選択肢としては、ahamoの継続か、ドコモ ポイ活 20、ドコモ miniへの乗り換えとなります。ドコモ ポイ活 20は、月々20GBまでが7898円、20GB以降は無制限で9570円と割高ですが、みんなドコモ割やdカードお支払割といった、各種割引オプションが用意されており、すべて適用後、ポイント最大還元をゲットできれば、実質2068円から運用できます。

 とはいえ、筆者はドコモ経済圏にあまり入っていないため、適用できる割引がほとんどなく、基本料金がほぼそのまま適用されるので、こちらもパスします。

 残るドコモ miniは、月々4GBが2750円、10GBが3850円で、各種割引オプションも利用可能。割引適用後は、4GB/880円、10GB/1980円となります。変わらず適用できる割引はないのですが、Amazonプライム特典が付いており、最大3カ月は月額会費が無料、3カ月間の割引終了後は、毎月120円相当のdポイントが還元されます。

 筆者の場合は、すでにAmazonプライム会員なので、無料期間はありませんが、毎月120ポイントが還元されるのは、おいしいでしょう。

 先に触れた通り、auの契約プランを見直したことで、Amazonプライムの契約は宙に浮いた状態になります。そのため、3カ月の割引適用後にも、dポイントが還元されるのは、個人的においしいポイントです。

 ahamoと比べると、10GBプランの場合は、ahamoよりも割高になりますが、4GBプランであれば、価格はそこまで変わらず(むしろちょっと安く)、回線も維持できるので、データ通信量に納得がいけば、問題はありません。

 というわけで、auとドコモの契約プランを見直し、月々の通信費は、au マネ活プラン+ 5G/4Gで9108円、ドコモ miniの4GBプランで2750円、ペイトク無制限で9625円、Rakuten最強プランで1078円となり、合計2万2561円/月。外に出たAmazonプライム会費を足すと、2万3161円/月となりました。

 各種割引やポイント還元を計算すると1万1243円が実質負担額になります。また、もともとはキャリア料金とは別に支払っていた、YouTube Premiumの料金も、2か月間は無料、その後も20%のPontaポイント還元が付きます。

 結果、月々の負担額を500円近く節約することに成功しました。筆者は多数の回線を契約しているため、節約できた金額も大きくなっていますが、1回線、2回線契約者も、料金プランの改定、新料金プランの登場に合わせて、より安く運用できる可能性もあります。

 細かい計算は面倒かもしれませんが、定期的に契約プランの見直しをするのがおすすめです。