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4年ぶりにApple Watchを買い替えたら、使い心地がグンと上がった

【Apple Watch Series 10】

 今年の秋は、「iPhone 16 Pro」と「Apple Watch Series 10」を購入しました。どちらも一番安いモデルを選びましたが、それでもiPhone 16 Pro(128GB)が15万9800円で、Apple Watch(46mmのGPSモデル)は6万4800円だったので、合計で22万4600円。筆者にとってはかなり大きな出費となりました。

Series 10は42mmと46mmから選べるが、筆者は画面の見やすさを重視して46mmモデルを購入。ジェットブラックのアルニウムケース、GPSモデルを選んだ

 iPhoneは新機能をいち早く使いたいこともあり、毎年機種変更していますが、Apple Watchは4年ぶり。Series 6からの買い替えでした。正直、Series 6の性能や機能に不満は感じていません。それでも、購入を決めたのには、いくつか理由があります。

 まず、電池持ちがよくなったこと。筆者が使っているSeries 6のバッテリー持続時間は最大18時間。ですが、経年劣化もあり、1日持たせるのがギリギリという状態になっていました。Series 10のバッテリー持続時間も最大18時間で、低電力モードにすると最大36時間。しかし、実際に使ってみると、初期設定のままでも18時間以上持ち、画面の常時表示をオフにすると、24時間持ちました。これまでは寝る前に外していたのですが、今は、就寝時も装着して睡眠をモニタリングしています。

 充電スピードも速くなっていました。アップルによると約30分で80%まで充電できるそうですが、筆者が残量10%の状態から充電してみると、30分で82%、40分で96%に達しました。Series 6の充電時間を計ったことはありませんが、かなり速くなったのは事実。うっかり充電し忘れても、素早くチャージできるのは心強いです。

わずかな時間で1日持続するバッテリーを充電できるようになった

 次に画面が大きくなったこと。今まで使っていたSeries 6のケースサイズは44mmでしたが、Series 10は46mmになり、画面も広くなりました。画面が見やすくなったことに加えて、タッチ操作もしやすくなったように感じています。本体の厚さが薄くなったため、重さはSeries 6(36.5g)と同等の36.4g。画面サイズのわりには軽く感じます。

左がSeries 10(46mm)、右がSeries 6(44mm)
画面が広くなったので、タッチ操作もしやすくなった

 Apple Watchにはマイクとスピーカーが内蔵されていて、かかってきた電話に応対したり、「Siri」を使ったりできます。

 ですが、従来モデルは音楽やポッドキャストなどメディアの音声を出力することはできませんでした。Series 10は本体からダイレクトにメディアの音声を出力できるようになりました。この機能は、実際に使ってみるまでは、どう役立つのかがイメージしづらかったのですが、自宅にいるときの “ながら作業” と好相性。筆者は家事をしているときに、「Audible」のオーディオブックやポッドキャストを聴いています。イヤホンを着けず、動いても、音声がついてくる感じ、悪くないです。

メディア音声のスピーカー出力は、アップル純正アプリだけでなく、「Audible」など他社のアプリにも対応

 もうひとつ、Apple Watchを装着した手の親指と人差し指をトントンをタップするジェスチャー操作も気に入っています。これは、Series 9からの新機能ですが、筆者にとってはSeries 10で初めて体験する機能でした。愛犬の散歩中など、片手しか使えない状況で、かかってきた電話に応答したり、音楽を一時停止したり、画面をスクロールしたり、思っていた以上に役立っています。個人的には、ダブルタップだけでなく、さらにいろいろなジェスチャーを追加して、進化してほしいと思っています。

Series 9から搭載されたダブルタップ操作も役立っている

 というわけで、今のところ、Apple Watch Series 10の使い勝手にはすこぶる満足しています。

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