みんなのケータイ
コストコで夕飯とプリペイドカードとiPhone 16をゲット
2024年9月25日 00:00
iPhoneをどこで買うのが一番お得なのか――新しいiPhoneが登場するたびにそんな話題が上がってくる。一括買取価格(または分割購入価格)だけを見れば、Apple Storeで購入するのが最も支払料金が低くなるのだが、1年または2年で買い換えるのであれば、キャリアで機種変更したほうが割安になる。もちろん、通信料金を別にすれば、の話であるが。
以前であれば新宿西口のヨドバシカメラで、最近では近所または通りすがりのSoftBankショップで新しいiPhoneへの機種変更をしていたが、今回は会員制倉庫型店舗「コストコ」内SoftBankショップで予約をし、機種変更することにした。
何かしらのコストコ会員特典があるかもしれないという漠然とした期待からである。実際、わずかではあるがお得だと感じたので、その顛末を紹介したい。
予約はメールマガジン内のURLから
それは唐突にやってきた。日曜日に届くことの多いコストコ会員限定メールマガジンが金曜日に届き、タイトルが「Apple New Item Launch Event」であったのだ。
開くと、「“iPhone 16まもなく登場。”」と大見出しがあり、その下に「さらに詳しく」というテキストの乗ったiPhone 16の画像が表示されていた。
タップするといきなり受け取り希望店舗の選択画面が表示された。「さらに詳しく」どころか、予約させる気満々だ。何の気なしに、流れに従って地区から絞り込んで最寄り店舗を選んでみた。
すると、予約可能なiPhoneリストが表示された。試しに種類、カラー、容量、支払回数などを選んでいくと金額が表示された。なるほど、こうやって予約させるのか。
ノープランで選んでしまったので、iPhone 16(無印)のホワイト/512GBモデルを選び直して、48回払いを選択した。機種代金の支払いは毎月4410円。1年目も2年目以降も同じなのでわかりやすい。
ちなみに、支払回数はプランとともにショップで変更できるので、あまり深く考えなくても問題ない。
あとは受け取り店舗の確認、入荷したときに連絡可能な時間帯の選択やアンケートへの回答、設定したもろもろの情報確認を行い、「お申し込みを確定する」ボタンをタップして予約を確定した。
なお、入荷連絡を受けたにもかかわらずショップへ受け取りに行かなかった場合、3日で取り置きは解除される。また、「お申し込みを確定する」ボタンをタップして予約番号を受け取ったにもかかわらず、やっぱり別のiPhoneにしたいという場合は、同じ携帯番号で申し込みをすれば前の予約はキャンセルできる。
コストコならではのメリットは?
発売日の9月20日に「まだかまだか」と連絡を待っていたものの不発に終わり、翌日になって入荷連絡が届いた。不意を突かれてしまった。
「いつ頃いらっしゃいますか?」というスタッフからの質問に対して「1時間後に行きます!」と食い気味に答えたのはいうまでもない。
店舗到着後、2席しかないカウンターに案内され、着席し、タブレットに情報をどんどん入力していく。確認事項もタブレットでチェック。タブレットに署名をして与信結果を待ちながら夕飯にするための「ハイローラー」を購入し、30分もかからずに新しいiPhoneをゲットした。
ここまでだと何の変哲もない「はいはい、機種変更したのね」という話になってしまうが、実は路面…などと異なり、ここではコストコならではの特典が得られるのだ。ひとつはペイトク無制限プランに関係したもの、もうひとつはキャリアのものではない保険「あんしんスマホ保険」加入に関係したものだ。
「ペイトク無制限」プランは、PayPayでの支払金額に対し、通常0.5%付与のPayPayポイントが5%になるというプランだ(請求書払いなど対象外の支払いあり)。
現在のキャンペーンでは、最大3カ月、10%が付与される。とはいえ、1カ月の最大付与ポイントが4000円相当分とのことなので、3カ月でゲットできるポイントは最大1万2000円相当分だ。
通常の「メリハリ無制限+」プランより2200円高くなってしまうが、キャンペーンが終わっても、PayPayを毎月4万円以上使っているのであれば“ペイ”できる。
しかも、コストコ内SoftBankショップで機種変更時に「ペイトク無制限」に加入すると5000円分のコストコプリペイドカードをもらえるのだ。
ペイトク無制限で契約したものの、PayPayを毎月4万円も使わないというのであれば、3カ月または1カ月でプランを切り替えれば、コストコプリペイドカードの5000円と相殺で2800円支出を抑えられる計算になる。
2つめのお得、「あんしんスマホ保険」加入でのお得についても紹介しよう。あんしんスマホ保険は、登録した端末の外装破損、損壊、水濡れ全損、故障など要修理状態になってしまったときに最大12万円までを補償するというサービスだ。
キャリアでも保険が用意されているが、例えば筆者が今回購入したiPhone 16の場合、キャリアの「あんしん保証パック W with AppleCare Services」に加入すると月額1450円となる。しかしあんしんスマホ保険では900円で済む。テクニカルサービスなどが不要であれば、月々約500円を浮かせられる。
月ごとの利用料もメリットのひとつだが、コストコ内SoftBankショップで機種変更時にあんしんスマホ保険に加入すると、コストコプリペイドカード3000円分がもらえる。いずれにしても何かしらの保険に加入するのであれば、利用しない手はない。
その場で新機種の開通をしないで済むこと、自分で開封できることも、筆者が個人的に「ありがたや~」と感じたことだ。懇意にしていないSoftBankショップでは、スタッフがベリベリと箱を開け、「はい、傷などありませんね」と確認を取り、開通作業までしてしまう。
自分の手で開封し、好きなタイミングで新しい機種の開通作業をして真の機種変更を行いたい身としては、悲しい気持ちでそれを見守っていたのだが、コストコ内のSoftBankショップでは、自分で開けさせてくれる。
こうして無事にiPhone 16(無印)と夕飯とコストコプリペイドカードをゲットし、ホクホク顔で帰途につくことができたのだ。
ひとつだけ後悔があるとすれば、機種変更した日は、前機種であるiPhone 14を入手したのと同じ日であり、つまりは1カ月だけiPhone 14と16、2台分の機種代金の支払いが重複するということだ。再来年、同じ過ちを犯さないよう、覚えておきたいと思ったのであった。