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高機能カメラアプリ「Blackmagic Camera」のAndroid版が重宝、その使い心地は?

【Pixel 8 Pro】

 高機能カメラアプリ「Blackmagic Camera」のAndroid版が6月下旬にリリースされました。

 発表会などの取材先での動画撮影では「Pixel 8 Pro」を使っていますが、Blackmagic Cameraの対象モデルということで、最近は標準のカメラアプリではなく、Blackmagic Cameraを使って撮影しています。

Pixel 8 Proで高機能カメラアプリ「Blackmagic Camera」を使って撮影

 標準のカメラアプリでも特にクオリティなどに不満はないのですが、唯一「サウンドレベルメーターがない」のが不満。一方、Blackmagic Cameraにはサウンドレベルメーターがあるので、便利なんです。

 特に外部マイクを使っている際に、ちゃんと音声が入力されているかどうかチェックできるサウンドレベルメーターがあると、非常にありがたい。

 世のスマートフォンメーカーは、標準のカメラアプリでのビデオ撮影モードにサウンドレベルメーターを是非搭載していただきたいです。

サウンドレベルメーターがあると、ちゃんと音声が入力されているかわかるので、安心して撮影できる

 ちなみに外部マイクを使うのは、極力キレイな音声を録音したいから。動画として聞き取りやすいのはもちろん、その音声で自動文字起こしをする際に、やはりキレイな音声のほうが誤認識は少ないんです。

 そのために機材としてワイヤレスマイクや単一指向性のマイクを用意しています。

 というのもスマートフォン内蔵のマイクは無指向性のものが多く、発表会などの取材では周囲の余計な音を拾ってしまいます。たとえばプレゼン中なら周りの同僚のタイピング音、囲み取材なら周囲の話し声など。

 そこで、ワイヤレスマイクをスピーカーの近くにセットしたり、話者に単一指向性のマイクを向けたりといった具合です。

 最近のセッティングは、Type-Cでの接続が可能な単一指向性のマイク「comica VM10 PRO」(実売価格:7980円)をBlackmagic Cameraを使って動画撮影をしているPixel 8 Proに接続。

 さらにcomica VM10 PROにはモニタリング用に3.5mmのイヤホンジャックでの出力も可能なので、そちらの音声をワイヤレスマイクの「Ulanzi U-Mic AM18」(実売価格:1万4500円)に接続しcomica VM10 PROからの音声を入力。

 レシーバー側はPixel Foldに接続して、こちら側ではレコーダーアプリを動作させ、文字起こしを同時に行うという使い方をしています。

たどり着いたセッティングは、単一指向性マイクとワイヤレスマイクの組み合わせ

 これで取材時の動画撮影は完璧・・・・・・かと思ったんですが、Blackmagic Cameraにひとつ欠点を発見しました。

 Blackmagic Cameraでもカメラレンズやデジタルズームの倍率が画面をタップして選べるのですが、切り替えたタイミングで音ズレしてしまいます。

 口の動きと音声がワンテンポほどズレてしまっていって、動画をみていると非常に違和感を感じます。

 しかも、このズレは動画編集ソフトで手動修正する必要があり、かなりめんどうです。カメラレンズやズーム倍率を変えずに撮るぶんには問題ありませんが、それでは画的に面白くありません。

 多分バグというか不具合だとは思いますが、Blackmagic Cameraが修正されるまでカメラレンズを換えずに撮影するか、サウンドレベルメーターなしの標準カメラアプリで撮影するしかないかなという感じです。

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