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「Apple Vision Pro」の別売りレンズを買うためにオンラインで米国の視力検査をやってみた

 アップルが2月2日に発売した「Apple Vision Pro」をハワイ・ホノルルに行って購入してきた。「Apple Vision Pro」は、メガネとの併用ができない。普段、メガネを愛用している筆者は、「Apple Vision Pro」のためにCESからの帰国翌日、眼科に行って、コンタクトレンズを作ってきた。

 ただ、「Apple Vision Pro」を装着するのに、まずコンタクトレンズをつける作業から始めるというのも面倒くさい。

 そこでアップルが用意している別売りのレンズも購入することにした(149ドル)。ただ、アメリカでメガネを購入する場合、眼科医の処方箋が必要だ(2013年にGoogle Glassを購入するときに知った)。

 幸いにも、ハワイには日本語で対応してくれる眼科医がある。「Apple Vision Pro」購入前日に処方箋をもらえるか問い合わせたところ「保険証がないと、処方箋を出すのにも200ドル以上かかる」と言われたので、断念することにした。

 しかし、アメリカは便利なもので、ウェブ上で処方箋を作る事が可能だという。実際に「Lens Factory」というサイトから「ONLINE VISION TEST」を選ぶと、自分の視力を入力後、視力検査をやるCマーク(正確にはランドルト環という)がスマホの画面にいくつも表示されるので、スマホ本体を10フィート(約3メートル)離れた場所に設置。あとはなぜかメガネをかけた状態で右目、左目、それぞれの目を手で覆って、視力検査を行う。
自宅の部屋でスマホのマイクに向かって「ライト!」「レフト!」「アップ!」「ボトム!」と何度も叫んでようやく終了。

 視力検査を終えたのは、日本の昼で、アメリカの夜だったため、アメリカの昼間になったところで、メッセージが届き、処方箋をPDFでダウンロードできたのだった。

 これで25ドルなので、リアルでもらうよりは結構、安い。

 あとはアップルストアのオンラインでオプションレンズを発注。その後、もらった処方箋のPDFをアップロードし、OKが出れば配送ということであった(アップルストアのリアル店舗では販売していないようだ)。

 残念ながら、ハワイ滞在中には受け取れない日程になるため、アメリカの知り合い宅を発送先に設定した。いまのところ、まだ届いていないようだが、早くコンタクトなしで「Apple Vision Pro」を使いたいものだ。