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Pixel WatchユーザーがApple Watchを使って感じた小さな気遣い

Pixel WatchとApp e Watch

 普段はPixel Watch初代を使っている筆者。今回、Apple Watch Series 8を数日使用できる機会を得たので、短い期間での使用で感じたApple Watchの特徴をご紹介していきたいと思います。

iPhoneとの連携機能

 まず、iPhoneとの連携機能でストレス無く使用できるところにメリットを感じました。筆者は睡眠時に翌朝のアラーム設定とともに通知がオフになるいわゆる“睡眠中モード”をオンにしています。仕事柄、就寝時間や起床時間が日によってばらばらなので、Pixel Watchを使用している際は、スマートフォンとiPhoneの設定を変更し、Pixel Watchでアラームとモード設定をしています。

乱れた生活もスマートウォッチがあればすぐにわかってしまいます。疲れはてて昼寝(という時間でもない)したことまで計測されています

 Apple Watchでは、iPhoneと集中モードを連携する機能を備えているので、Apple Watchの設定を変えるだけでiPhoneも集中モードがオンになります。細かな点ですが、筆者のように毎日設定することを考えると、大きなメリットのように感じます。特に筆者は、スマートフォンをベッドから離して置いておくので、布団に入ったあとで設定を変えていないことに気づいても、そのままWatchで変更できるのはありがたいところです。

 連携機能は、ほかにもiPhoneのロックを解除するとApple Watchのロックも解除される機能や、機内モードの反映機能も備えています。どちらも、出かけるシーンや飛行機への搭乗時、音を出したくないシーンで機内モードに設定する際などで設定忘れを防げます。

iPhoneのロックを解除するとApple Watchのロックも解除されたり、充電状況を確認できたりします
Watchアプリの集中モードや機内モードの設定画面

 連携機能でいうと、初期セットアップ時からiPhoneに入っている対応アプリがApple Watchで自動的にインストールされている点もメリットとして挙げられます。購入してすぐに、決済アプリなど使い慣れた機能が利用できます。

Apple Watchのセットアップ後すぐにiPhoneで使っていたアプリが使えます

アクティビティ開始を自動で検知

 最近体力作りのために、ウォーキングやトレッドミルをするようになった筆者。Pixel Watchで計測しており、可視化することで現在でも継続して続けられています。

 そして、よくやってしまうのが「アクティビティの計測忘れ」。たとえば、10km離れた場所に電車ではなくサイクリングで行こう! と意気揚々に出発し、到着後に見てみると、計測開始のボタンを押していなくて、残念な気持ちになった……ということが、よくあります。

 Apple Watchでは、ユーザーがウォーキングをしていたり、サイクリングしていたりすると、それを検知して「アクティビティ中ではないですか?」と尋ねて計測を促します。それだけでなく、計測のボタンを押す前のアクティビティ記録も自動で計測してくれています。一部の情報は計測できていなかったりしますが、うっかりが多い筆者にはとてもありがたい機能です。

計測ボタンを押せていなかった間も含めて計測されています。このアクティビティでは、ボタンを押す前の部分の経路は計測されていませんでした

 短期間ではありましたが、ひとえにPixel/iPhone標準のスマートウォッチといえども、個人的に性能差を多く感じられました。

 もちろんPixel WatchではFitbitとの連携機能があったり、Apple Watchでも転倒検知など新機能としてピックアップされている機能が多くあります。一方で、普段使用する上でのささいな気遣いとも言える細かい機能などにもあらためて注目してみてもいいかもしれないと感じました。